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上海で小学生していた息子、初めて日本で小学生体験。(1221文字)



今年1月、家族みんなで呑気に春節の一時帰国。それがまさかのこんな事態になり、一週間の滞在予定がのびにのび早4か月。

一時帰国じゃなく、定住者化。


この期間中、ずっと学校に通うことができていなかった息子も、弾力的に滞在中である大阪の公立小学校に通うことに。



上海では日本人学校に在籍しているが、ここの規模がこりゃまぁすごい。世界中にある日本人学校のなかでも児童数が世界最大だそうで、1000人越え。
片田舎出身の私たち夫婦は、学校の行事に行くたびに未だ面食らう。

上海の日本人学校では教科書はもちろん、授業も日本語で、先生方も日本人。校内は完全に日本。



それでも、上海と日本の学校と比べると大きく違う点が2つある。


1. 通学方法
2. 給食の有無


1.先週の登校初日はいきなり寝坊。それでも徒歩5分の距離に学校があるので、慌てずのんびり歩いて登校。(結局遅れたけど)
かたや上海、日本人が多く住むマンションから出る送迎バスにゆられ毎日片道30分強。

乗り過ごせば、タクシーかバスで親が自力送迎なので、毎朝息子をバス停まで送る出発時間7時は、厳守。

2. まだ日本の小学校も完全に再開していないので、登校日は週に1、2回。午前中に2時間程度。それでも完全に再開すればついに息子があこがれていた、給食が!

カレーの日の喜びや、デザートジャンケン、牛乳を飲むときに笑かしてくる男子。そんな思い出も、給食があったからこそ。


日本の学校は徒歩通学に、給食。
つまり、親であるわたしはとびっきり楽!
だってバス停送迎、ひいてはママ友付き合いとお弁当づくりがないから。


2017年から夫の駐在の帯同でいった中国。

そこでの生活は半年を過ぎたあたりから、予想に反して「楽しい!」の一言。
トイレ詰まりも、中国語が通じなくてイラつかれて聞く舌打も、騙されても、エレベーターに閉じ込められても、煎じ詰めれば全部が、「楽しい」
あとから振り返ると、ぜ~んぶネタ。


そんな中で一番のストレスだったことは、社交と弁当づくり。
それが日本の学校では全部とっぱらわれるのだもの。
日本での生活はわたしにとって休暇。ありがたいホリデー。


そうそう、上海と日本の学校で異なる点がもう一つあった。


日本の学校は、児童も先生もほぼ「大阪人」そりゃ大阪の学校だもんね。

上海の日本人学校では、先生も生徒も日本各地からやってくるのが当たり前。そして関東圏からが多い。
こちらで通う小学校は校長も教頭も、担任もクラスメイトもみんな関西弁。そんなことも息子にとっては新鮮なよう。


子供のころ全然好きじゃなかったのに、なぜか懐かしくなり、「大阪名物粟(あわ)おこし」を購入。
「この味この味」じゃりじゃり甘い生姜味をもぐもぐ。

ふとパッケージの裏をみると、原材料に粟もつかっていなければ、製造は奈良県。
大阪でも粟おこしでもない。


ただの生姜おこしやないかっ!!



普通の突っ込みしかできない。
あとは大阪のノリと言葉を短期習得するのであろう息子に託そう。




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