ものごとには360℃意味がある
各地を旅するなかで、私がもう何度も渡島している好きな場所、それは「屋久島」です。
季節ごとの島の表情や、素敵な場所を色々と知り、
毎回必ず訪れるのが、「大川の滝」。
とても雄大で、かっこいい！
晴れた日は滝の真上から太陽の光が差し、屋久島の緑と水の碧さが際立って美しくもあり。
でも、屋久島はなんと言っても「雨の島」。
大川の滝も、晴れた日はただ雄大で穏やかな姿を見せますが、大雨の時は水の力強さに圧倒され、近寄りがく、命の危険を感じるほどです。
昨年屋久島に渡島した際、まさにそんな日に大川の滝を訪れました。
今までの私なら「こんな日に行くのは危ない」と絶対に近寄らなかったと思いますが、その時は「こんな日だから行ってみたい」という直感が湧いて足が向きました。
滝まで続く遊歩道まで水に浸かり、普段の何倍もの水がゴォゴォと音を出して流れる・・・というより、はみ出るという表現が合っていたかも・・・。
「雨」とか「滝」とか、そんな境界線はなく、ただ水の力強さを全身に感じました。
空を流れてきた雨が、屋久島の気高くそびえ立つ山々にぶつかって里に雨が降り、それを大川の滝を含めた屋久島の大自然が受け止めて流す。
あれだけの雨が降れば、倒れ流されたいのちもあるけれど、それは決してネガティブな結果だけではなく、大雨によって循環が行われているんだなーと。
私はこれを体感したかったんだ。
今までは、１つの側面から「危ないから行かない」と捉えていた事が、自分の直感に従って行動したら、そこで絶対に抗えない、自然の力を感じました。
それが純粋なかたちで絶えず行われる屋久島のサイクル。
社会のなかでも、1つの側面から捉えたら「負」と思われることも、少し角度を変えて捉えると「宝」だったりします。
ものごとには360℃意味がある
それを今回の旅で改めて見て感じ、屋久島に感謝した日でした🫶✨
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