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夏バテ防止に!ミネラルとビタミンB群、クエン酸を意識した食生活
はじめに
汗をかきやすい夏は、ミネラルやビタミンB群、クエン酸が不足しがちです。これらの栄養素は、エネルギー代謝、神経系の働き、骨や筋肉の健康維持などに重要な役割を果たします。不足すると、体調不良や疲労感の原因となるだけでなく、熱中症のリスクも高めてしまいます。
ミネラル
汗をかくと、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが失われます。
ナトリウム: 汗をかきやすい夏は、塩分の摂取が不足しがちです。塩分は、体液量や血圧の調整、神経伝達など、様々な生命活動に関与しています。過剰摂取は控えるべきですが、適度な塩分補給は熱中症予防にも効果的です。ミネラル分を含む自然塩を選ぶのがおすすめです。
カルシウム: 血液中にも存在し、神経系の働きや骨の健康維持に重要です。汗で失われる量が少ないため、すぐに骨粗鬆症になるわけではありませんが、日頃からカルシウムの摂取を意識しましょう。
マグネシウム: エネルギー代謝、神経系の働き、筋肉の収縮・弛緩などに重要な役割を果たします。不足すると、手足のつり、ふるえ、イライラなどの症状が現れることがあります。
カリウム: 細胞内外のイオンバランスの維持、神経伝達、筋肉の収縮・弛緩などに重要です。不足すると、倦怠感、筋肉のけいれん、不整脈などの症状が現れることがあります。
おすすめの食品
ナトリウム: ミネラル分を含む自然塩
カルシウム: 乳製品、大豆製品、小松菜、水菜、ひじき
マグネシウム: ナッツ類、大豆製品、玄米、海藻
カリウム: ウリ科の野菜(きゅうり、メロン、スイカなど)、バナナ、アボカド、ジャガイモ
ビタミンB群
ビタミンB群は、エネルギー代謝、神経系の働き、細胞の成長などに重要な役割を果たします。
ビタミンB1: 糖質をエネルギーに変換する際に必要です。不足すると、疲労感、集中力低下、イライラなどの症状が現れることがあります。
ビタミンB2: エネルギー代謝、皮膚や粘膜の健康維持などに重要です。不足すると、口内炎、肌荒れ、目のかすみなどの症状が現れることがあります。
ビタミンB6: タンパク質の代謝、神経伝達物質の合成などに重要です。不足すると、倦怠感、めまい、イライラなどの症状が現れることがあります。
ビタミンB12: 神経細胞の維持、赤血球の生成などに重要です。不足すると、貧血、神経障害、倦怠感などの症状が現れることがあります。
おすすめの食品
ビタミンB1: 豚肉、レバー、大豆製品、玄米、全粒粉
ビタミンB2: 乳製品、卵、レバー、きのこ類
ビタミンB6: レバー、バナナ、さつま芋
ビタミンB12: 肉類、魚介類、乳製品、卵
クエン酸
クエン酸は、細胞のエネルギー代謝に関わる重要な酸です。疲労物質である乳酸を分解する働きもあり、疲労回復効果が期待できます。また、クエン酸はカルシウムやマグネシウムの体内への吸収を助ける効果もあります。
おすすめの食品
レモン、はっさくなどの柑橘類
梅干し
酢
まとめ
夏バテ防止には、ミネラル、ビタミンB群、クエン酸を意識した食生活が大切です。これらの栄養素をバランス良く摂取することで、エネルギー代謝を活性化し、疲労回復を促進することができます。また、熱中症予防にも効果が期待できます。
ポイント
ミネラル分を含む自然塩を選びましょう。
カルシウムは、乳製品や大豆製品、緑黄色野菜などから積極的に摂取しましょう。
ビタミンB群は、肉類、魚介類、豆類、野菜などから幅広く摂取しましょう。
クエン酸は、柑橘類、梅干し、酢などから摂取しましょう。
暑さや紫外線で消耗しやすい栄養素なので、意識的に摂取することが大切です。
その他
上記以外にも、夏におすすめの食材はたくさんあります。旬の食材を積極的に取り入れ、バランスの良い食生活を心がけましょう。
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