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【カンボジアの学校へ行こう!23】#「しあわせ」のカタチ#途上国と日本どっちがシアワセ?#(空回りしない)熱血先生応援プロジェクト

◼️  人はパラリンピックで多くのことを学んだ!はず

今更ですが、パラリンピック。開催期間中、いやあ毎日泣かされました。

正直、かわいそうという感情ではないですね。運動能力として、自分よりずっと高いわけですから。生まれつきの障害者の方々の努力ももちろんですが、不慮の事故や病気によって、障害者になられてからの挫折と血の滲むような努力を想像するだけで、自分の不甲斐なさや怠慢さを思い知らされたというか、生きる素晴らしさや「幸せ」について深く考えさせられました。

◼️  ウェルビーイング?とは

日本語で「幸せ」を云々と語ると、どうしても新興宗教の勧誘や、スピリチャル限定な意味合いに取られやすい、という感覚がありませんか?

そんな中で、最近耳にするようになったのが「ウェルビーイング」という言葉です。身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味していますが単に「幸福」と翻訳されることもあります。

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「ウェルビーイング」という英語自体は決して新しい言葉というわけではなく、1946年に発表された、世界保健機関(WHO)の憲章のなかで「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と紹介された文脈の中で、social well-beeingと使われていますが、日本語訳では「社会的」にと訳された中に集約されています。

最近では、企業の経営の方向性や組織のあり方や、教育政策の目安となる概念の一つとして「ウェルビーイング」が用いられるようになっています。

健康 = 幸福

体と心と人間関係が充実して、はじめて「健康」とする考え方、そして体と心と人間関係が充実して「幸福」と言える考え方、健康と幸福がイコールであると考えられる概念だと思います。パラリンピックの感動を通じて、いまいちど、あなたの「ウェルビーイング」・幸福度はいかがでしょうか。

◼️  途上国の人、可哀想か?!

障害者への「かわいそう」という感情、日本から離れた発展途上国の人々への「かわいそう」という発想に似ているような気がします。実際に現地をたずねた経験のある方からは、思っていた悲壮感は感じられなかった、とか、彼らから生きる力をもらったといった、感想をよく聞かされます。

逆に、日本での生きにくさや、拘束した状況を嘆く声も聞かされ事もあります。パラリンピックほどの大きなインパクトをあたえる力はありませんが、微力ながら、今後も途上国の学校の先生方の挑戦と活動について紹介させていただき、みなさんと感動を共有できればと思っています。


途上国の国際協力に興味のある方、こちらの記事もどうぞ。

◼️ Phnom掲載記事 Vol.22

学校へ行こう22しあわせのカタチ

リンク:カンボジア総合情報「Phnom」電子版

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