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《イタリア留学・準備編》留学までのスケジュール、学校選び、海外保険【1年〜8ヶ月前】

(2022.08.25 再編集)

こんにちは、いくにです!
冬至、旧正月に節分も終えて少し日が長くなったような気がいたします。

寒さも、大阪はそこまで堪えるほどでもなく(一日中家にいる人間がいう権利はない)、今年ユニクロで手に入れたあったかフリースと電気毛布が大活躍です。

電気毛布、おすすめです。光熱費が抑えられる上にエアコンと違い頭がぼーっとせず済むので良い塩梅です。

1万円ほどしますが、後々のことを考えると安い買い物かと。
ベッドでも使えますし重宝しております。

イタリアにも絶対持っていこうと思ってます。
次の冬はイタリアで過ごすので、この冬が終わったら冬物は洗濯して圧縮袋に入れてしまうつもりです。

イタリアは電圧が240V、対して日本は一般的に100V前後…。つまり日本の製品の中にはイタリアの電圧に耐えられないものが多々あります。
こちらの電気毛布は非対応でした…。変電圧器を買えば使えますが、4000円ほどするので諦めることに。笑
聞いたところによると冬はそこまで寒くないとか。家によるそうです。




…前置きはさておき(韻を踏んでいく)、ビザ取得以外の大体の書類関係を終わらせたのでここいらで一回まとめておこうと思います!

後続の留学生の方の力になれば幸いです。


【留学までの流れ】

まずはざっくりと、留学までの流れについてご説明。

ちなみに筆者はワーキングホリデービザ(以下ワーホリビザ)が発給されていないイタリアへの留学のため学生ビザ取得のため学校選びが必須でしたが、オーストラリアなどワーホリ対応の方は少し変わってくるかと思います。

?ワーキングホリデービザとは?
私たちが旅行時に使用するビザ(入国許可証)は、就労が禁止されています。しかしこのワーキングホリデービザを使えば、30歳までであれば滞在期間中に働くことも、学校に行くことも、何もせず遊ぶこともできます。いわば若者向けのスペシャルビザなのです!


イタリア語学留学者の留学モデル
⦅〜1年前⦆仲介業者探し(必要なひとは)、パスポート取得
⦅1年前頃⦆留学先選び、語学学校申し込み
⦅〜10ヶ月前⦆海外保険申し込み
⦅〜8ヶ月前⦆航空券申し込み
⦅3ヶ月前⦆ビザ申し込み
⦅1ヶ月前⦆留学事前準備


こんな感じです。

留学決定してから3ヶ月間にドッと支払いしなきゃいけないことが沢山あります。半年間の留学としたら、日本にいる間に【約80万円】支払います。これは【学費】【海外保険料】【航空機代】の合計です。詳しいお金のことについては各章でお話しするとして…。


今回の記事では、「航空券選び」までお話ししたいと思います。




【〜1年前】仲介業者を探す。



「仲介業者に頼まなければ留学も安く済む!」のは重々承知。ですが英語も大して話せない人間には至難の業。私は大人しく仲介業者探しからスタートしました。

仲介業者(エージェント)とは、その名の通り「自分と留学先の間に入って色々やってくれる人」です。仲介料を払えばこちらの要望に沿ってアレコレな手続きまで行ってくれるのでとっても楽になります。


ネットで行きたい国と、仲介業者と入力すればザッとたくさん出てきます。特に英語圏なんかはかなりの数存在しますので、その中から一つを選んでお願いするのはなかなか骨の折れる作業です。


が、ここでサボると留学の全てが台無しにもなりかねません


むしろこれで全てが決まる!という思いで、良さげなところを片っ端から資料請求しましょう。最近だと一気に複数の仲介業者の資料を請求してくれるサイトとかもあるので、そういったところを利用するとスムーズかなと。

そして届いた資料を見て、いくつかに絞ったらとりあえず詳しく相談してみるのをお勧めいたします。


有名なのはEFとかですかね。さまざまな国の留学に対応してくださいますし、年齢別・目的別にも選べます。たまにキャンペーンで留学プレゼント企画なんかもやっていた気がします。

こういったサイトはいくつも存在しますが、とりあえずいろんなサイトの「留学を考えてる方へ」みたいなページは読んでおくと後学に大変良いです。


ECC英会話スクールなどで留学のお話を聞いたこともありましたが、安心できる反面その分少し他より高いかな、といった印象です。

しかし日本でもECCという信頼できるスクールで語学力維持できるのは大きな魅力ですね。あと日本人スタッフが滞在している学校も多かったイメージです。英語力に自信がなく、また海外での生活が不安な方はやはり多少高くても、お金で解決できるならしちゃったほうがいいのかなと個人的には思います。

【ECC英会話 留学】http://www.lets.ecc.jp/


🌟私はイタリア留学で探したのですが、最終的に『A domani』様でお願いすることになりました。基本的にはイタリア圏のみですが、地中海に位置するマルタ島での英語留学もあるので、欧州で英語を学びたい方にもおすすめです。


決めた理由ひとつめは、「仲介手数料が無料だったから」

学校側から手数料を頂戴するシステムだそうで、学生側に負担がないのがとても嬉しいですね。またオンラインで話をしていて、私の要望や思いからさまざまなことを提案してくださったことも大きかったです。


あとは、「雰囲気」で選びました。
雰囲気!?と思うかもしれませんが、やはり何事も第一印象は大切です。A domani様はアットホームで担当の方と距離が近く感じられ、困ったときに気軽に連絡できたことも決め手になりました。


さまざまな仲介業者の方がいますので、あまり視野を狭めずじっくり考えてみることをお勧めいたします。ぜひご自身の性格や、希望に合う仲介業者の方を見つけてください。


仲介業者決定は、留学出発日の一年前までにすれば大丈夫です。



【1年前】留学先の都市・学校えらび


留学をすると決めたらまずやるべきこと…
それは、留学先えらび!


これを学びたい、この国が好き、ここに住んでみたいなどなど…選び方は自分次第。ただ私的には、「なんで留学という海外経験がしたいと思ったのか」、「なぜ旅行じゃダメだったのか。」これらをしっかり考えると失敗しにくいのかなぁと思ったり思わなかったり…


私の場合は、「日本じゃない環境で、言葉も文化も違う中で、生まれ変わった気持ちで生活してみたい。」でした。イタリア語は話者も少ないため英語留学も実は考えたのですが、将来性を高めたいわけじゃないとわかり、自分の好きな国をシンプルに選びました。



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ー留学する都市を選ぶ


国が決まったら、『都市』を決める必要があります。
ここも同様、したいことに合わせて環境を選ぶことが大切かな、なんて思ったり。

わたしの場合は北も南も行ってみたい都市があったので、ちょうど中心にある都市・フィレンツェを選びました。


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ー学校選び


都市が決まったら【学校選び】です。

仲介業者に依頼した場合は、都市を決めた段階で何校かピックアップされると思うので、そこから希望に合う学校を選択します。

1。学費で決める。
2。課外活動の充実度で決める。
3。日本人スタッフの有無で決める。
4。立地で決める。


等々決めた方はいろいろ。
ネットで調べたりパンフレットを見たり、また仲介業者の方に質問するのも有益です。

課外活動とはいわゆる放課後の「社会見学」みたいなもの。留学生向けに希望者を募り、滞在都市の歴史めぐりをしたりできるそうです。ほう、楽しそう…

立地も、広い都市なら大事だろうし…
基本的に留学生向けの語学学校などは中心地にあるとは思いますが…。チェックして損はありません。



そしてこれは個人的なお話しですが。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、海外への渡航・海外からの帰国について日々対応が変化していることは皆さんご存知の通り…そのため、あまり現地語に自信がない場合は、日本人スタッフ常駐の学校を選び、何かあった場合情報が入りやすいようにしておくのも良いんじゃないかと思います。

私はすぐ自分を甘やかしてしまうので日本人のいない学校を選ぶ予定でしたが、昨今の感染症対策の状況を鑑みて日本人スタッフ常駐・日本人留学生が多い学校を選択しました。




【5ヶ月前】海外保険申し込み

学校も決めたら、次は【海外保険への申し込み】です。
私はAIG損保海外旅行保険で申し込みをしました。


料金はまちまちです。
期間・補償の範囲によっても金額が大きく異なります。

私の場合は基礎疾患もないので、「8P3」を選びました。航空機での手荷物紛失補償の有無が決め手です。このように補償内容・範囲にどのような違いがあるか確認して選びます。


6ヶ月の留学で、20万円前後。
高い!と思われるかもしれませんが、留学期間は日本での健康保険料・住民税・年金が免除されますので、その分を払ったと思えば…。
(※海外転居届を提出して、住民票を留学先へ移す必要があります。)



「クレジットカード付帯の海外旅行保険ではダメなのか?」

これは、自分の選択次第・そして保険対象期間の長さ次第です。
海外旅行保険が付帯されているクレジットカードというと、マルイのEPOSカードが有名ですね。


永年無料、その上「事前申し込みなしで海外保険が使用可能」なのが美味しいカードです。「無料だし、海外旅行行くならとりあえず作っとけ」とよく言われるとっても優秀カード。私も所持しています。

ただこのEPOSカードで例えると、利用規約に【1旅行につき最長90日間となります】と記載があります。つまりこの90日間を超える海外滞在では使用ができないということです。

このように、クレジットカード付帯の海外旅行保険では満足にカバーできない可能性があるのです。ご自身でしっかり考えて、色々なものを天秤にかけながら選択することが大切になります…




【〜8ヶ月前】航空券申し込み

では今回の記事では最後の章となる、航空券の申し込みです。
航空券の探し方は主に2つ。

1。仲介業者に航空券手配業者を紹介していただく。
2。自分で探す。


航空券は復路、つまり帰ってくる時の航空券も予約しておくのが一般的です。ただ復路予約の際、留学期間によっては本来の帰国日が遠すぎて予約できない場合があります。その時は仮の予約を入れておいて、出発後に予約変更をすることになります。

私はイタリアについてすぐ帰路をキャンセル、帰国2ヶ月前くらいに行きとは違う航空会社(エミレーツ)で予約して帰国しました。




-仲介業者の紹介で選ぶ。


まず①の場合ですが、これは紹介してもらった業者の方がいくつかピックアップして送ってくださるはずなので、そこから選ぶだけです。

選ぶポイントなどは次の次の章でご紹介してますので、よければ参考にして見てください!(⚠️素人意見です!)



-自分で探す。


自分で探す場合は、国内旅行を探すときの方法とほとんど変わりません。

注意しなければいけないのは、「時差」です。


留学で学校指定のアパートメントなどに入居する場合、「チェックイン期間」を提示される場合があります。そこに到着できるよう、出発日・フライト時間と時差を計算して考えなければいけません。

探すサイトはたくさんありますが、スカイスキャナーなどがよくおすすめされています。
▶︎https://www.skyscanner.jp/


またこちらのサイトで、航空券についての豆知識をまとめてくださっています、一度チェックすることをおすすめします!助かりますありがとうございます!

▶︎https://www.studyabroad.co.jp/parts/airticket.html?gclid=Cj0KCQiA0p2QBhDvARIsAACSOOPpTUjLtmZA9pMHe10BEZpUi46Bniu7fXdiBUZbtrUAHwXS4QxNd3saAlJIEALw_wcB


—航空券の比較


航空券選択の際に、比較要素としてチェックするとおすすめなのが以下の点。

①乗り継ぎ回数
②航空会社
③フライト合計時間
④出発時間・到着時間
⑤乗り継ぎ場所・国

地方の方の場合は、「どこから出発するか」もチェックするといいかもしれませんね。

【①乗り継ぎ回数】
これは少ないに越したことはありませんよね…。理由は大体以下の通り。

  1. 言葉の通じない場所で次の搭乗口を探すのは結構不安


乗り継ぎは1〜3回ある場合も。
行き先にも寄ります。
国によっては直行便もありますのでそちらもおすすめです。イタリアは今のところありません笑 

ただ「乗り継ぎして、違う国もちょっとでいいから体験したい!」と言う冒険好きの方は乗り継ぎも楽しいものです。以前アメリカ行きの時に韓国で乗り継ぎがありましたが、初めて手にする通貨、味の違うスターバックスは面白かったです。

乗り継ぎが多ければ安く済むこともありますので、自身の勇気と好奇心と相談しながら決めたらいいのかなと。私はそんな勇気がありませんでした…英語できないもんで…。


【②航空会社】
日系ANAやJALは日本語も通じますし安心感は格段に違いますよね〜。ただ値段高い気がするので、私は最初から候補から外してました…。

行く国によってどのような航空会社があるかは変わりますが、各会社の色もありますし色々調べて選びました。機内食などの体験談などもネットやyoutubeで数多く見れますので、チェックしてみると面白いです。


【③フライト合計時間】
短ければ短いほどいいと思う!
個人的見解だけど、これは、声を大にして言いたい。

かつて10時間フライトで首と腰がもげそうだった苦い記憶があるので、特に首が痛い・腰痛もちの方などは可能な限り短い方がいいかなと思います。
安いと思ったら、フライト時間20時間越えだった…。なんてことが結構あります。騙されちゃダメだ…(ヨーロッパ方面はフライト平均時間16時間ほどです)


【④出発時間・到着時間】
始発ですら出発時間に間に合わない!ってなったら大変ですからね…!出発時間はできるだけ余裕が持てる時間にすることをおすすめしたいです。

また到着時間も、安心して移動できるお昼〜夕方ごろだと理想的なんじゃないかと。学校側が送迎を用意してくれる場合は到着時間はあまり心配しなくてもいいかもですが、1人で滞在先に行かなければいけない人は注意です。


【⑤乗り継ぎ場所・国】
どこで乗り継ぐか?
これで選ぶのも一つかなと。
日本に近い韓国などで乗り換える、目的地に近い場所で乗り換えるなど選び方はいくつかあります。私の場合は万が一に何かあった時に陸路を選択できれば楽かと、乗り継ぎ先に欧州を選択しました。




航空券予約

結論から言うと、わたしは『KLMオランダ航空』で予約しました。

  1. オランダという国への(謎の)信頼感

  2. 問い合わせが日本語対応(LINE)

  3. 日本人スタッフが搭乗する可能性アリ

  4. 料金・フライト時間も許容内だった

理由はこんな感じ。
本来オランダ・アムステルダム航空まで一本で行き、その後イタリアに到着の予定でしたが。昨今の世界情勢の影響も受け、現在は日本離陸後一度韓国に着陸するようです。


詳しいことはこちらにまとめましたので
よければご参考になさってください。



⭐️
2023年4月に帰国しましたので、他にもイタリアでのアレコレを書いた記事を色々投稿してます!よかったらみてみてね〜
あっちから郵送したり、日本から発送してもらったりしたこととかも書いてます。よかったらどぞ。

↓一番人気の記事。「マジであんなに店行ったの?」と聞かれる驚きのボリュームです。写真めっちゃ載せてる


まとめ


今回は航空券予約までをメモしてみました!
自分の思い出の1ページとして、また誰かの役に立てばという思いで書き切りました。自分がすごい調べに調べまくったのでね…

ともあれ、私も、皆さんも楽しい留学になりますように!
頑張っていきましょう!!!!


他にも色々書いてるのはこっちにまとめてあります。
行ったレストランリストとか、お土産屋さんとか、ラピュタのモデルになった街に行った話とか書いたよ。


ではまた!

いくに

日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。