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ドイツの停滞はつづいてた

ロシアW杯(2018)、カタールW杯(2022)と
2大会連続で、本戦スタート後のGroupLeague3試合のトータル勝ち点で敗退し、決勝トーナメントにすら進めず凋落の憂き目にあっていた昨今のドイツ代表。

2014年のブラジルW杯で、開催国ブラジルを準決勝で完膚なきまでに叩きのめし(1-7)、サッカー王国ブラジルの国民を悲嘆の涙にくれさせたアノ圧倒的なまでの強さは、急速に影をひそめました。

自分は、ドイツ自国リーグのバイエルン一強時代がその要因を生んでるんじゃないかとずっと思っていました。(ブンデスの他チームも甘んじてその状況を受け入れてるはずはないことは、百も承知です。)

バイエルンの一強時代、つまりとんでもない連覇が始まったのが2012-2013シーズン。
そこからバイエルンは脅威の国内リーグ11連覇(11年連続首位)を果たします。

その間バイエルンは、監督を以下の表のようにコロコロと変えながら(といっては失礼だが)
優勝しつづけた。まさに国内一強時代。
数えたら監督が11年のあいだに8回も変わってた。。(ハインケスの再任、暫定のサニョル、今シーズンのトゥヘルを含む)
監督が変われば戦術も変わる、そんな中での国内11連覇はすごすぎるとしかいいようがないが。

この間、欧州最強クラブをきめるUEFAチャンピオンズリーグでも2回優勝。
(2012-2013、2019-2020シーズン)

ただ、バイエルンが強くなればなるほど
ドイツ代表が弱くなってるような気がして、しゃーない。
自国リーグの競争力が落ちてるように見える、というか、他チームも(ドルトムント、ライプツィヒ、フランクフルトなどなど)毎シーズン、食い下がってはいるんだろうけど、結局優勝するのはバイエルンという諦念•停滞感をブンデスから感じた。

実際、バイエルン強すぎ状態が始まった時期とドイツ代表が弱くなりだした時期が重なるように見えてしゃーない。

破竹を誇った2014年W杯の翌々年のEURO2016ではRound4(準決勝)でフランスに敗退、ファイナルにすすめず。2018W杯は先述のとおり。

ただ、去年から今年にかけて、そんな停滞まっさかりだったブンデスに地殻変動が起きたのは、もう皆さまご存知のとおり。
シャビ•アロンソ監督ひきいるレヴァークーゼンが脅威の勝ち点90 (結局国内ではひとつも負けなかった!)で優勝。
バイエルンは、最終順位でシュツットガルト(2位)にも後塵を拝す3位でおえた。

12連覇を期待したバイエルンサポーターはがっかりしたかもしれないけれど、自分はこれはドイツ代表にとっては光明ではないかと思った。

バイエルン以外の、とんでもなく強いチームが国内にあらわれてリーグの更なる前進•強化。
新しい血が流れだしたような期待感、強いドイツがまた国際大会でみれるんじゃないかと期待して、今回のEURO2024の本戦開幕を迎えた。

今朝がた、ドイツ負けました。


Round8(準々決勝)、スペイン戦。

自分の戦前の予想は、スペイン勝利。
本文の内容とは、食い違うかもしれないけど、若すぎるスターがのびのび躍動してるようにみえるスペインに対して、ドイツはまだ停滞を払拭しきれていない可能性があると、みたからです。

試合結果は延長戦ふくむ120分で決着。
とんでもなく良い試合で、、
とくに前半の45分は、スコアレスだったんですがアッッッちゅうまにかんじました。
以下アベマからみれます。

クロースを代表に呼びもどして、
グループリーグでは躍動してたみたいだけれど
逆にいえばクロースを超える若手の司令塔タイプがまだ固定できなかったともいえる。

バイエルンで2連覇をうけおったナーゲルスマン監督の人選は、全然わるくないようにみうけられました。
(これまでのバイエルン(&ドルト)パッケージの代表人選じゃなく、好調だったレヴァークーゼンやシュツットガルトからも選手を重用してた)

ただ、、全てが噛み合ったうえで
さらに上ブレを起こすくらいじゃないと、優勝できないのがデカい国際大会(EURO、W杯)なんだなと思います。

まだ、1シーズン分くらい早かったんだろーかなーとも思います。
また8月から始まるブンデスの2024-2025シーズンのゆくえ、そして強いドイツ代表が戻ってくるのかに注視したいと思います。

イラストはXより、
イラストレーターさんのものをお借りしましたありがとうございます。

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