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サムライブルー(サッカーカタールW杯)男子日本代表26名発表!

〝サプライズ〟が無いのが最大の〝サプライズ〟だったかもしれない。


森保監督らしいといえば森保監督らしくもあり。

積み上げを大事にし、奇をてらわない。

そんな森保監督が、メンバー26名の発表のまえに日本のサポーターに呼びかけた言葉は

〝共闘〟


みんなで戦おうと呼びかけた。
もう、こうなったらヤルしかないよね。

vsドイツ🇩🇪
vsコスタリカ🇨🇷
vsスペイン🇪🇸

もう、いまさらあらためて、どう戦うか
考えたくもない死の
組み合わせのグループに入った。

W杯優勝経験国2ヵ国(ドイツ、スペイン)と同居のグループ。


かたや日本は最高順位、ベスト16止まりの
常時、脇役、名バイプレイヤーなのである


26人の発表のあと、
会見の発言すべての動画を見る前に感じた雑感を何点か羅列する。

①川島を一番に名前、呼んだけど、代表キャップ数順に読んだのか?
シュミットを正ゴールキーパーにするつもりである(ドイツ遠征での活躍より)なら、第一GK、第二GK、第三GKの順に読んでほしかった。
日本の忖度社会の縮図のように感じ、嫌だった。

②フィールドプレイヤーまとめて23人呼ぶのはいいけど、DF、MF、FWを順に読んでくれ。
読む順番がむちゃくちゃだったんだ。
(これも代表キャップ数順か、年齢順に呼んだにちがいない、ギロリ!)



選考内容に関しては

①川島のベテラン力みたいなのは、はかりしれないのは分かるけどカタール後も含めた選考、谷を川島より優先してほしかった。

②怪我人を結構呼んだなってこと。板倉、浅野は、ドイツ•ブンデスリーガで戦っているが、まだ怪我が癒えておらず試合に出ていない。
(このあたりの事情はのちの記者質問で、あきらかになるが...※ボルシアMGやボーフムのメディカルスタッフとも情報交換をしてW杯に間に合うかの情報をいれていた、との事)

③原口を外してきた。前回ロシアW杯でのRound16、ベルギー戦で負けはしたが先制ゴールを決めた原口を外してきた。森保監督は、こういったワールドカップボーイ、みたいなゲンは担がないのだと思った。本田圭佑のように呼ぶだけで何かしてくれそうな雰囲気を今回の原口に感じていたから残念だ。

④前田大然を呼んだが、古橋は外れた。
セルティックパッケージは、予選や直前試合などからも余り監督の念頭になく、終始(古橋and前田)ではなく(古橋or前田)みたいな使われ方だったと思う。

⑤南野拓実を呼んだ。所属チーム、フランス•モナコで試合に充分には絡めていないが。

⑥柴崎岳を呼んだ。ドイツ遠征では、あんまり良くはなかったが。自分もこれは想定内だったが田中碧のバックアッパーが、柴崎以外にチョイスが無いような気もしてた。ロシアW杯での立役者だからカタール本番頑張ってもらおう。

⑦旗手を呼ばなかった。これには驚かなかったが。ドイツ遠征(2試合)で一度も使われず、森保監督の中での序列が低いことが明らかだった。
CLで活躍しようが、怪我人よりも優先されないとなると旗手の精神的ダメージはいかばかりか。

⑧相馬を呼んでくれた。これは歓迎だ。
三笘のバックアッパーどころか、三笘は後半投入のほうが良いとさえ思ってる自分からしたら、初戦ドイツ戦のスターティング11に名前があっても構わないぐらいの選手だからだ。

⑨サプライズがほんとうになかった。

→呼ばれないと思ってた怪我人が呼ばれたぐらいのサプライズ程度で、一部で待望論もあったベテラン家長(川崎フロンターレ)や、監督と犬猿である(snsで森保監督を攻撃)鹿島アントラーズ•鈴木優磨を呼ぶ、みたいなイタズラは絶対にしない森保監督なのであった。
※積み上げ重視の森保監督は、代表に呼んでこなかった選手を絶対に今回も呼ぶはずがない。


森保監督には細部におよぶ戦術がない。とよく言われるが、歴代日本代表監督のなかで、歴代1位の勝率を誇る。
選手のクオリティが圧倒的に上がっているこの2020年台と、たとえばJリーグ黎明期などのように海外リーグ所属選手が誰もいないような時代の勝率とを、単純比較はできないが
〝一番良く勝っている〟監督なのは確かなんだ。

どう守るかの規律があまりないようには、
戦術マニアでない自分でも感じるが。。


※オシム監督が脳梗塞で倒れなかったなら
あるいはアギーレにあらぬ疑いがかけられることがなかったなら、ハリルにもうちょい人望があったなら...と日本代表監督を語るときに夢のようなタラレバはつきまとう。


森保監督は、記者会見時に
『代表26名の発表を終えて今の率直なお気持ちは?』と、聞かれた。

監督は言う

『四文字熟語にたとえるなら...』


えっ?
ちょっ、まっ?!
ここで四文字熟語???

昇進横綱や昇進大関のみに許される
相撲界の慣例じゃなかったんかよ?!?!



『行雲流水、です。』


と。


意味、しらべた。


フワッとしてやがんなぁwww


北斗の拳にたとえるなら...


雲のジュウザ


といったところか。


余裕のあるところを
みせたかったのだろうか?!



おおいちばんを前に
大胆な余裕じゃねーか、と素直に
思ったフットボールファンも多かったことだろう。


ここに、過去
だれが日本代表監督としてW杯にむかってきたかを測るデータとしておもしろいのがある。

いつも、W杯の2〜3年まえに行われる
アジアカップで好成績をおさめた(優勝または準優勝)監督は、そのままワールドカップまで指揮をとる場合がおおい。

オフト、トルシエ、ジーコ、ザッケローニ、そして今回の森保が、すべてこれに該当する。

いろいろなその他の事情(外的要因)はあれど、アジアカップでよほどしくじらなければ、だいたいはそのまま。
アジアカップ〜ワールドカップの間の2,3年によほどの低迷がなければ日本は、そのままの監督でワールドカップまでいく。


今回もそのパターンだ。


継続性を重んじる日本の風潮が良く出ていると言えると思う。


今回いやなのはワールドカップで成功できなかった、ジーコやザッケローニの時のような〝選手の個人能力まかせ〟な部分を感じるところ。

ドイツのハンジフリック監督
スペインのルイスエンリケ監督らと
森保監督が肩を並べるほどの戦術家だとは

まさか誰も思わないだろうが、監督の差で
もし負ける試合があったらば
それは残念で仕方がないことだ。

ただ、

フットボールは何が起きるかわからない。


その

何が起きるか分からなさ


に賭けるしかない、
ぐらいの謙虚な気持ちで、


また


今の世界の

Top of Top


と、いきなりグループリーグで当たる
数試合が見られるということだけ楽しみに

大会まで残り1ヶ月を切ったこのときを

ワクワクしながら待つしかない


のであった。


※日本最大の上ブレの結果として1勝1分1敗(ロシアワールドカップと同じ)でのGL突破を夢見ています。

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