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卓球のための哲学

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記事一覧

世阿弥の『風姿花伝』を卓球にフル活用しよう!

世阿弥は、「能」という芸を極めた人です。 そして、そんな世阿弥が書いた『風姿花伝』は、 …

ナシーム・ニコラス・タレブの『反脆弱性』を卓球にフル活用しよう!

綿の上に重いものを乗せると、綿は潰れてしまいます。 つまり、綿は「脆い」です。 机の上に…

『荘子』を卓球にフル活用しよう!

荘子は、老子の「無為自然」の思想を受け継いでいます。 見栄を張らず、あるがままの自分を認…

【無意識を信じろ!】グラッドウェルの『第1感』を卓球にフル活用しよう!

卓球は、一瞬の判断の連続です。 そして、 「一瞬の判断は、無意識に行っている」 というの…

【卓球マイルールを組み立てろ!】『韓非子』を卓球にフル活用しよう!

韓非子は、「法」の大切さを説いた人です。 ルールによって感情を制御することで、物事を正し…

【平穏に卓球をせよ!】『エピクロス 教説と手紙』を卓球にフル活用しよう!

エピクロスは、「快楽主義」で知られる古代ギリシャの哲学者です。 この快楽主義は決して、闇…

【理性を働かせよ!】カントの『純粋理性批判』を卓球にフル活用しよう!

卓球をしていると、いつもは上手く行くものが上手く行かなかったりすることがあります。 そんなときは、「理性」が必要になります。 入るはずのドライブが入らないときは、 「威力を抑えよう!」 と考えます。 効くはずの作戦が効かないときは、 「作戦を変えよう!」 と考えます。 このように、ピンチのときにやり方を切り替えるのが、理性の役割です。 なので、卓球で勝つために、理性はめちゃくちゃ重要です。 そして、この理性というものについて深く考えたのが、カントの『純粋理

【戦いとは何か?】クラウゼヴィッツの『戦争論』を卓球にフル活用しよう!

東洋を代表する兵学書が『孫子』なのに対して、西洋を代表する兵学書が、このクラウゼヴィッツ…

【欲を捨てろ!】『老子』を卓球にフル活用しよう!

老子は、欲を持つことを否定しています。 「早く勝ちたい!」 と思うと、勝ち急いでミスを連…

ナシーム・ニコラス・タレブの『ブラック・スワン』を卓球にフル活用しよう!

ブラックスワンとは、 「起こりえないこと」 「予測できないこと」 を指す言葉です。 白鳥…

ラッセルの『幸福論』を卓球にフル活用しよう!

「三大幸福論」なるものがあります。 ヒルティの「幸福論」(1891) アランの「幸福論」(1925) …

中村雄二郎の『共通感覚論』を卓球にフル活用しよう!

「共通感覚」という言葉には、2つの意味があります。 1つ目は、「五感の統合」です。 例えば…

ニーチェの『権力への意志』を卓球にフル活用しよう!

権力への意志。 ここで言う権力とは、いわゆる権力ではなく、「能力」という意味合いに近いで…

ハンナ・アーレントの『人間の条件』を通じて「卓球人の条件」を考えよう!

卓球は、部活動やクラブ活動などとして行います。 つまり、卓球は「活動」です。 では、「活動」とは何でしょう? この問いに答えてくれるのが、ハンナ・アーレントの『人間の条件』です。 アーレント曰く、人間の条件は「労働」「仕事」「活動」の3つです。 ざっくり言うと、 労働は、生きるために必要なことです。 仕事は、創作活動です。 活動は、他者と関わることです。 卓球は対人スポーツなので、「活動」になります。 「活動」とは何かを知ることで、卓球への取り組み方も分か