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ラッセルの『幸福論』を卓球にフル活用しよう!

「三大幸福論」なるものがあります。

ヒルティの「幸福論」(1891)
アランの「幸福論」(1925)
ラッセルの「幸福論」(1930)

今回は、イギリスの数学者で哲学者のラッセルの幸福論を取り上げます。



ラッセルは、幸福になるためにはバランスが大事だと言います。

つまり、卓球においても、偏ったことをせず、いろいろなことをまんべんなくできるように心掛けることが大切です。



自分のプレースタイルにこだわる。

いつも同じ練習をする。

好調を保とうとする。



これは、バランスの偏った状態であり、幸福が遠のいてしまいます。



幸福な卓球、及び、勝てる卓球とは、バランスの取れた卓球のことです。

いかにしてバランスを取っていくかを、ラッセルから読み取っていきます。



参考文献

『幸福論』
著 ラッセル
訳 安藤貞雄
岩波文庫

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①理想のプレーを1つに絞らないようにしましょう。
②くよくよと考え込むよりも、体を動かしましょう。
③卓球は、退屈から逃れるためのものであり、そのために、今日は昨日と異なりましょう。
④心配事から逃れようとすればするほど、心配は大きくなります。
⑤自分の技術を他人と比較するのは、致命的な習慣です。
⑥「先に攻めないと打たれちゃう!」は、被害妄想です。
⑦カッコつけることが、技術の向上より優先されてしまうと、上達できなくなります。
⑧試合で上手くいかないのは、相手が強いからではなく、調子が悪いからでもなく、悪い環境を選んでいるからです。
⑨他人の目を気にしていると、得られるはずの幸福が得られなくなります。
⑩卓球に飢え、卓球を求めましょう。
⑪運に左右されてしまうのは、引き出しが少ないからです。
⑫不愉快な経験は、避けようとするのではなく、むしろ楽しんじゃいましょう。
⑬あらゆる戦い方に面白味があるので、攻める卓球だけに固執するのはもったいないです。
⑭自分を守ってくれる技術を持つと、思い切った卓球がやりやすくなります。
⑮調子が悪いときの備えを、調子が良いときにやっておきましょう。
⑯努力も必要だし、ときには諦めも必要です。両者のバランスが崩れてはいけません。

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