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【欲を捨てろ!】『老子』を卓球にフル活用しよう!

老子は、欲を持つことを否定しています。



「早く勝ちたい!」

と思うと、勝ち急いでミスを連発してしまいます。



「早く点が欲しい!」

と思うと、雑な強打でミスをしてしまいます。



「強打を決めたい!」

と思うと、力が入り過ぎてミスをします。



「簡単に技術を身に付ける方法を知りたい!」

「好調を維持する方法を知りたい!」

「サーブを全て見極められるポイントを知りたい!」

というように、存在しないものを追いかけてしまうこともあります。



欲のある人は、得られません。

欲を減らすことで、得られるようになります。

勝ちを急がない人が勝ち、一点を急がない人が一点を取り、上達を急がない人が上達するのです。



老子を通して、質素な卓球に価値を見出していきましょう。



参考文献

『老子』
訳 蜂屋邦夫
岩波文庫

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①目に見えるものが全てではありません。我々は、真理のほんの一部分しか自覚できていないのです。
②「バックハンドが弱い」は、何と比較して言っていますか?
③ただの偶然を、実力と勘違いすると、大損をします。
④あなたの卓球が崩れるのは、欲望に支配されてしまっているからです。
⑤「試合態度が良い」とは、対戦相手を気遣うということではなく、感情を入れないということです。
⑥相手の練習のときこそ、成長のチャンスです。
⑦良い状態にしがみつくと、衰退していきます。
⑧インパクトの瞬間ばかり意識して、バックスイングやフォロースルーを意識しないと、上手くいきません。
⑨高級な技術は、人を狂わせます。
⑩強い卓球選手ほど、プレースタイルを説明するのが難しくなります。
⑪完璧な卓球を求めるほど、その卓球は脆くなります。
⑫見極めは、無心になるほど上手くいきます。
⑬練習で使い勝手の悪い技術こそが、試合で使える技術です。
⑭いずれツッツキの必要性を痛感するので、それからツッツキ練習をすればまぁ良いでしょう。
⑮「やり方が分かった」という人に限って、調子が良いときしか上手くできません。
⑯軽はずみに攻めようとするのは、弱者の特徴です。
⑰得意な技術こそ、ミスをしたら原因をしっかり考えましょう。
⑱「特徴が無い」のは、素晴らしいことです。
⑲攻撃は、本当に必要なときだけするものです。
⑳細かく考え過ぎると、むしろ迷いが生じてしまいます。
㉑相手が意識していなくても打てるコースを、わざわざ意識させましょう。
㉒「ミスするかも…」と思っている時点で、その技術は危険です。
㉓最高のボールを常に打とうとすると、それらは全て普通のボールになります。
㉔チャンスを逃したことを、許しましょう。
㉕見た目が派手で面白い卓球は、完璧からは遠ざかっています。
㉖試合で出てくる欲望は、満たすのではなく、減らすようにしましょう。
㉗勝つことに執着し過ぎると、むしろ勝てなくなります。
㉘相手の返球を把握すれば、何を待つべきかも、何をすべきかも分かります。
㉙夢の無い話ですが、上達に近道なんてきっと無いんでしょうね。
㉚本当にしっかり身に付いた技術なら、どんな状況でも打てるはずです。
㉛練習の頑張り方を、試合に持ち込んではいけません。
㉜「不運で負けた」のは、メンタルが乱れているからです。
㉝相手が格下でも、格上でも、謙虚に戦いましょう。
㉞「何もしない」という戦い方を覚えましょう。
㉟ちょっと自信の無い技術は、序盤で使っておきましょう。
㊱勝てる選手は、ドライブ強打で11点を取ろうとはしません。
㊲慎重さを失うと、とどめの強打で失敗します。
㊳守備ができない人は、攻撃もできません。
㊴「侮り」は、あなたから実力を奪い去ります。
㊵苦手な技術は、苦手なりの使い方を覚えれば良いんです。
㊶相手が怖れていることを見抜き、それをやりましょう。
㊷硬い卓球は、死んでいる卓球です。
㊸好不調や運不運は、トータルすると普通になるものです。
㊹自分の卓球を良しとしましょう。
㊺本当に良い技術なら、何も考えなくても打てるはずです。

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