見出し画像

贈り物

なにも考えてなかったが、よくよく考えれば目にみえるものすべてからお金が発生してていかにお金が大事かを痛感する。自分の身体も冷静に考えればお金をうむのである。それを燃やしてるのはもったいない気がする。ある孤独死の現場があったとする。過酷な現場で目をそむけたくなる状況だが、そこをあえてビジネス的な観点からみればなかなかおもしろい。

まず1Rで勝手に逝ったじいさんが腐って腐敗臭とハエを発生させて近隣からの通報で警察がきて、死体を処理したところからスタートである。まず管理会社と親族のバトルだ。都心部では孤独死も珍しい話ではないので、1室月300円の保険があって最高50万まで補償される。もちろんほかの保険での対応もあるはず。(ただ低所得者を請け負うアパートだったりのオーナーは入ってないことも多数。)このバトルによく放棄するのは親族だ。なので管理会社やオーナーが処理をする。そうしてここから湧いてくるのが、特殊・遺品整理業社だ。いろんなやり方だったり、いろんな状況があるから一概にはいえないが、ある地域の相場は1㎥7000円。そこから汚染箇所0.5畳3000円汚物撤去10000円。場所によって金額も違うトイレや浴室で逝っていたら約30000円それから人件費一人一日15000円~。防護服だったりは使い捨てなので備品代もとったりする。ガソリン代、そして消費税。オゾン発生器使用一日30000円。こんな過酷な仕事だが今はかなりの会社が進出しているので完全に飽和している。ただ単純に計算しても20万~の請求ができるので当たればでかい。不動産も無知なとこも多数あるからこれこそ言い値である。しかも過酷な状況のためあまり相見積もりはないので見積次第ですぐ決まる。一見きつくて大変だが角度を変えてみたら毎日7-8時間会社に時間をあげてなんとか生活してるとすれば一撃な商売でまさに勝負な仕事。約3日くらいでかせげるのである。この後にクロス(壁紙)張替もある。美装もある。ここで感じてほしい。孤独で逝ったじいさんを惜しむなんて考えはなんの意味もない。孤独で逝ったじいさんがいるおかげで潤う人たちもたくさんいる。そこだけわかってくらしたら、目の前にいる大切な人以上のありがたみを得れるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?