見出し画像

荒天の中向かった 能登一宮・氣多大社

前日、和倉温泉で宿を取って、少し元気を取り戻した所で、どこか七尾線の沿線でどこかに行こうかと思い向かったのが羽咋(はくい)

和倉温泉につていはコチラ

今でも神社を巡るのは好きなのですが、当時は今以上に神社を巡っていたこともあって、とりあえず能登の一宮・氣多大社(けたたいしゃ)に行ってみようと思ったのです。

羽咋駅からすぐの場所にある訳ではなく、羽咋駅から更にバスに乗って15分ほどの場所になります。

能登一宮・氣多大社

氣多大社、そこまで大きい神社ではないのですが、境内は落ち着いた雰囲気でした。
天気も良くなかったのもあって、境内に誰もいない状況だったのですが、あれよあれよと言う間に、方々から人がお参りに来ていた状況でした。

後で調べてみたのですが、氣多大社は思いの外に格の高い神社でした。
奈良時代からある神社で、今は能登の一の宮だというのももちろんありますが、日本海側に「気多」と名の付く神社はいくらかあります。

それに、日本海側の神社でよくあるのは、海から神様がやってきて、技術を伝えて国土の開拓をしたという成り立ちがよく見られるのです。
例えば、丹後(京都北部)の籠神社や、越後の弥彦神社も同様の成り立ちです。

そう考えると、日本海を通じた人の動きと非常に関係が深い場所だったのではないのかと感じるのです。

冬の日本海

氣多大社の境内は少し高台になった所にありますが、この日の日本海はご覧の荒れ模様。

日本海をかつて航行した、北前船も冬は運航していなかったとは聞いていましたが、流石にこの海を行くのは無理だろうと体感したところでした。

能登半島の東側にある和倉温泉の天気がマシだっただけに、これは流石に面食らいました。
風も冷たかったのもあり、バスを待つ間は休憩所に避難をしていました。

UFO?(羽咋駅前)

羽咋駅に戻る途中で、初めて気づいたのですが、この羽咋の町は「UFOの町」として打ち出しているようです。羽咋駅前にもこんなモニュメントが。

どうやら平安時代の文献に「UFO」と思しきものが見られたという文言が残っていたとのこと。その縁あってか、UFOの博物館もこの街にはあることを後で知ったのでした。

荒れた天気の中で神社に行くなんてことは、あまりしないでしょうが、「日本海」の世界を少し垣間見えた時間でした。

【続く】


【電子書籍 書いています】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?