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川を越え茶畑を抜ける鉄路 静岡~掛川【東海道本線 途中下車の旅#9】

静岡駅周辺と、静岡東部の駅近くの食事事情を前回・前々回とで書きました。今回は更に西へと向かって行きます。

前の記事はコチラ…


静岡駅からしばらくの間、東海道本線は、東海道から大きく南に離れて走っていきます。

静岡駅を出るとすぐに安倍川を渡ります。

静岡県内は平らな所を走っているように見えて、何箇所か山を抜けて走っています。

安倍川を越えてほどなく、海に山がせり出したような地形になっています。
そのため、この区間は開業時からトンネルが通されていた場所になります。

トンネルを越えると、焼津に着きます。
マグロ・カツオの水揚げで有名な漁港の町です。

漁港であったり、ヤマトタケルを祀った「焼津神社」など、有名な所はありますが、駅からはどうしても離れた場所になります。

この橋を過ぎると内陸に進んでいきます。


静岡から30分ほどで島田駅に到着です。
藤枝からでも10分ほどの場所です。

静岡県内を普通列車の旅をしていると、島田~熱海間と浜松~興津間を走っている列車を乗り継ぐ必要があることが結構あります。
青春18きっぷの旅では、関西や名古屋から東京に向かう場合は、この駅で乗り換えると座席に座りやすいということで知られています。

(最近は、この駅での乗り換えは避けるようにしています。あと2駅進んで藤枝まで行けば美味しいご飯が待っていますから。)

島田駅の辺りで、再び旧東海道と少しの間、並走します。
島田は、かつての宿場町だった所でもあります。

越すに越されぬと言われた「大井川」
その大井川を挟んだ対岸にある金谷(かなや)

この両岸が東海道の宿場町としてかつては賑わい、その近くに鉄道が通された訳です。

江戸時代には、この区間には意図的に橋が架けられませんでした。
そのため、肩車されるなり、蓮台に載るなどして、人の手でこの川越えをしていたのです。

現在の大井川からは想像がつきませんが、急流として知られた場所。
勝手を知らない人間が、徒歩で渡るには危険だったのもあり、川越えの人足がそろえられた訳です。

大井川を越えると、山越えを避けるかのように南へと進路を取ります。
ここからは、山の両側に茶畑が広がっています。

静岡と言えば、お茶がとても有名な所。
この一帯が、お茶の産地として知られる牧野原台地です。

この茶畑をしばらく抜けていくと、城下町・掛川に到着です。


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