富山湾を望む 高岡・万葉線の旅
前日に和倉温泉から高岡に出てきた私。
当初の予定としては、かつての北前船の寄港地・伏木に行ければいいと思っていました。
しかし、朝から非常に天気がよく、たった1000円で富山湾の湾口部の周遊ができると知り、手始めに高岡駅から万葉線に乗ることに。
万葉線の高岡駅に来ると、ドラえもんのポストが。
高岡は藤子F不二雄先生の出身地。
それもあって、市内でドラえもんをかたどったものを見かけます。
万葉線は、高岡駅前から、高岡市内を抜けて、富山湾沿いの越ノ潟まで走っています。
前日の雪もあって、雪が若干残っています。
この万葉線は、土日祝は本当にオススメです。
というのが、富山の射水市出身の落語家・立川志の輔さんによる車内案内が流れます。
もちろん録音ですが、聞いていて愉快でしたし、目的地まで50分ほど飽きが来ないものでした。
終点の1つ手前・海王丸駅にて下車。
駅から少し行くと、これはと唸る風景。
帆船の「海王丸」が停泊している海王丸パークで、富山湾越しでうっすらと立山連峰が見えます。
そして右手には富山湾にかかる新湊大橋。
戦後に整備された富山港を行く大型船の航行の妨げにならないよう、高さのある吊り橋(斜張橋)になっています。
あと一駅進んで、終点の越ノ潟に。
高岡駅から真っ直ぐ来れば、小一時間程度の道のりです。
ここで乗換です。
ここで降りたのも、渡船場があるからです。
この時は、万葉線で引き返さずに、越ノ潟からは船で対岸に渡り、対岸の堀岡からは岩瀬浜に向かいました。
元々、越ノ潟から東へ富山に向かう鉄道路線があったのですが、戦後の富山港の開発の結果、対岸の堀岡との路線は分断されてしまいました。
そのため、ここに渡船場がある訳です。
現在は、西側の高岡~越ノ潟の路線だけが「万葉線」として残っているのです。
ほんの数分ですが、左手には大湊大橋を眺めつつ、心地よい風を感じた船旅でした。
2017年当時は、海王丸パークから、対岸の堀岡経由で岩瀬浜までコミュニティバスが走っていました。
しかし、現在はそのコミュニティバスの路線が廃止となり、全く同じルートをたどることはできません。
現在、近いことができるとすれば、富山駅から「富山ぶりかにバス」が出ています。これを使えば、岩瀬浜の方には直接行けませんが、海王丸パークやひみ番屋街まで走っています。
今でも「とやま1日乗り放題きっぷ」(1200円)が発売されています。
万葉線・富山ライトレール・ぶりかにバスを含んだフリーきっぷがありますので、富山湾沿いを行きたい方は参考にどうぞ。
次は岩瀬からです。
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