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つだしんさんのデザインワークショップ|旅のボードゲームをつくるゼミDAY2レポート

こんにちは!TABIPPOイベントライターのきんすです!

今回は、2021年3月16日(火)に開催された【旅のボードゲームゼミDAY2】についてレポートしていきます。

前回は旅のボードゲームの概要とコンセプトの作り方についてのワークショップがありました。DAY1の内容については下記記事をご覧ください。

DAY2では、デザイナーのつだしんごさんによるワークショップが行われました。

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他にもボードゲームのテストプレイとタイトル案出しを行っています。興味があるコンテンツからチェックしてみてください。

それでは、早速当日のゼミの様子を見ていきましょう!

旅のボードゲームテストプレイ

つださんのワークショップに入る前に、旅のボードゲームのテストプレイを行いました。

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DAY1では、運営が事前に決めていたルールでテストプレイを行ったのですが、DAY2ではルールチームが何度も集まって、更にブラッシュアップした内容になりました。

大きな変更点は設定が「妄想旅行代理店」から「妄想旅行観光大使」になったこと。商業目的というより、その土地の魅力を語るコンテンツになりました。

コンセプトの「みんなで日常を忘れられるゲーム」を作るために、DAY3までルールをブラッシュアップし続けていくので、ぜひ完成まで楽しみにしていてください!

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つだしんごさんのワークショップ:デザインってなんだ?

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つだしんごさんの簡単なプロフィールです

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つださんのお父様が大手企業でデザインを担当していたこともあり、つださんご自身、なんと小1の頃からPhotoshopを使って、年賀状など作成していたそうです。

現在は、デザイナー/アートディレクターとして、主に広告業界・エンタメ業界で活動されています。

「デザイン」と聞くと、「かっこいいものを作る」とイメージしている人が多いかと思います。しかし、「かっこいいものを作る」のは、アートであり、デザインではありません。

デザインとは、
商品の真価を適切に把握し、表現し、世の中の認知を獲得していく行為

そう、つださんは定義されていました。

商品の真価(選ばれる理由)を適切に把握できている人が少ないことこそが、デザイナーがこの世に必要とされている理由です。

デザイナーは、その会社の真価を整理して、それを表現して、発信することが仕事になります。つまり、「ビジュアルを作る」仕事の前に、真価を深ぼることが大事になってきます。商品の価値を理解せず、他社の商品を真似するだけでは、それは本当のデザインではないというわけです。画像9

プロダクトコンセプト

今回、みんなで制作している「旅のボードゲーム」は、「みんなで日常を忘れられるボードゲーム」が、プロダクトコンセプトです。

プロダクトコンセプトをビジュアル化する場合は、インサイト(=心の奥底にあるニーズ)を考えることが大事になってきます。

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デザインは0から生み出さなければならないと考える方もいるかもしれませんが、既に世の中にたくさん散りばめられているものを参考にすることも多いです。

既にあるデザインの要素を抽出して、新しいアイデアを作る。それが、デザインを作っていく上での近道になります。

インサイトを満たすものは何か?

デザインチームでは、ワークショップの内容を踏まえ、つだしんごさんと協力しながら、旅のボードゲームのデザインを作っていきます。

タイトルを捻り出すためのヒント

メンバーみんなで111案のタイトルを出しました。

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タイトル案は多ければ多いほどいいということで、全員で再度タイトル案出しを行いました。

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タイトル案をひねり出すためのヒントになるのは、「目的・つくりて視点」と「お客さん視点」が重なる部分。

具体的には、「目的・つくりて視点」は、「誰もが、ニューノーマルな旅を創り、実践する」こと。お客さん視点は「熱い旅行好き」ということです。

ちなみに、「熱い旅行好き」の人の傾向としては以下のようのことが挙げられます。

▶コロナ前
・月に1回程度は、どこかへ旅行する
・ひとり旅もするけど、基本は友達を誘っていく
・SNSでレポートを発信

▶現在

・コロナで旅に行けず、悶々とした日々を送る
・旅先の写真を眺めて、妄想の旅をする
・友達とも「行きたいね~」と話してばかり

では、具体的にどういう理由で商品を買うのか考えると......

・ビジュアルで買う
 パッケージを見て綺麗だから

・ルールで買う
 面白そう、ためになりそう

・コンセプトで買う
 日常を忘れたい/応援したいから

・コンテンツで買う
 (気になる)あの観光地があるから

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その点を頭に入れて、再度タイトル案を考えてみると......

▶ビジュアル起点
 見た目が浮かぶか?
 例)1旅マシーン
   2旅缶
   3ヒャクタビ

▶ルール起点
 プレイが浮かぶか? 
 例)1 3minTrip
   2ハットトリップ
   3即席観光大使

▶コンセプト起点
 「みんなで日常を忘れられる」が浮かぶか?
 例)1ポストリップ
   2トトトトリップ
   3マジタビ

次回のDAY3でタイトル発表を行います。なお、タイトルの選定基準としては、下記3つが掲げられています。

1.コンセプト体現
 ‐目的・つくりて・顧客の3視点を満たすか
 ‐プロダクト(デザインやルール)からずれていないか
2.語感
 ‐SNSや口頭での伝達時に頭に残りやすいか
3.新規性
 ‐まだ世の中で流通していない言葉か(検索してみる)

これらを全てを満たすタイトルが選ばれる予定ですので、お楽しみに!

【宣伝】旅の写真一般募集

旅のボードゲームに使用する写真の一般募集が開始されました。ボードゲームで使う、下記のような観光地カードを100枚作成する予定です。

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自分で撮影した写真がボードゲームになるチャンスです。詳細は下記の記事をご覧ください!4/16まで募集していますのでご協力お願いします!

最後に、各チームの進捗の報告です。

DAY1からDAY2までの期間、ボードゲームゼミの参加者は、3つのチームに分けれて、それぞれ課題を進めていました。

デザインチームの進捗

デザインチームは、つだしんごさんから、IllustratorとPhotoshopの使い方をレクチャーしていただきました。

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また、ボードゲームのデザインをイメージするため、ウイングスパンキャット&チョコレートなど、モデルが似ているボードゲームも行いました。

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実務としては、ZOOMの背景や写真募集の画像も作成しました。

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ルールチームの進捗

ルールをブラッシュアップするため、チームで集まって、何度もテストプレイを行っています。

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オンラインでも遊べるようZOOMでもテストプレイもしています。

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コンテンツチームの進捗

全都道府県の写真を500枚集めて、150枚に絞ります。

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たくさんの観光地をまとめて、観光地カードのネタを集めています。

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観光地カードのイメージ↓

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参加した感想

つだしんごさんのワークショップで「そもそもデザインとは?」というところから学びました。

デザインは、マーケティングに似ているなと感じました。自分が作りたいものをつくるのではなく、ユーザーが求めている潜在的ニーズを知り、既に世にあるデザインの要素を抽出して、表現するからです。

旅のボードゲームゼミでは、商品を作るところから販売するところまで学べます。マーケティングが本業の僕にとって、とても魅力的なゼミです。

旅のボードゲームで観光地を盛り上げていきましょう!

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取材・文:きんす
都内でWebメディアのディレクターとして勤務。留学5ヵ国ワーホリ2ヵ国、旅行27ヵ国。好きな国は韓国と南米。人を繋げることが好きでPOOLOというコミュニティで1期MVPに選ばれた。好きなことは旅とボドゲ。好きな言葉は「考える前にやってみる」。
 
編集:五月女菜穂
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