[Blue Sky Screen]
気まぐれに上った
丘の上 少しだけ背の高い 草をよけて
竦む崖の岩 そのギリギリまで
地平は霞まずに
見晴らして 郊外から都心へと
空の下 溺れそうなビルを数える
新しい夏の景色と
あの日を切り貼りながら
描いた絵空事を
風が攫ってゆくような
見知らぬ人々の暮らし渦巻く
この街の僕に生きがいひとひら
瑞々しい青空が
スクリーンだったら
光の速さ あなたの 一瞬きりの
想いを ああ 見つけられるかな
しなやかなあなたの手
追いかけた夏を
年月に流さないでと
一羽のアゲハチョウ
北北東の彼方へ
思い返すなら
嫌いだった季節も 雨に打たれても
喜劇の一幕 映画を観ているみたいだね
それは人の世だ
良かった季節だって 二度は来ないから
あなたの明日に 少しの幸せが残るように
一筋 ヒコウキ雲の
足跡 辿ってみても
西の向こう 彼らの旅路は
知りえない物語
東には僕の過去や故郷が
出会ったなら どうぞよろしく
瑞々しい青空が
スクリーンだったら
光の速さ あなたの一瞬きりの
想いを ああ 見つけられるかな
少し小さなあなたの手
溢れそうな夏を
年月に流さないでと
誰ともつかぬ声
今すぐにでも 叫んで返そう
耳を澄ましてよ ほら
北北東の彼方へ
瑞々しい青空が
スクリーンだったら
光の速さ あなたの一瞬きりの
想いを ああ 見つけられるかな
少し小さなあなたの手
溢れそうな夏を
年月に流さないでと
今すぐにでも 叫んでみるから
耳を澄ましてよ ほら
東北東の彼方へ
明日のまた未来へ
TAKUROとオザケンの中間ぐらい?
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