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[水無月]

水無月は
欠伸あくびの後の余り声
伝う雫が葉っぱ叩いた
木霊こだまみたいに心つまびく

紫陽花を
ふわり香らす白雨しらさめ
傘を忘れて滴りながら
水玉の目をした君を見た

初めて精一杯の恋を
君は笑わないでいてくれた
夕立に身を任せるといのように
直線を描く 揺らぎをただ見てる

水無月は
欠伸の後の
はみ出し声のほのかな香り
昨日と変わらない今日の笑顔が
鼓動を酷く揺さぶるんだ

気まぐれ 花陰 雨宿る
君は蜂のように 羽音を鳴らす
空の灰色 ため息をつく
僕を引き寄せる 安らぎ色 ふと色めく

水無月は
名前を呼んで
はにかむ声の優しい手触り
今日と変わらない明日の笑顔が
孤独を酷く揺さぶるだろう

変わり映えない
水無月の日々に
伝う一雫の
グラデーション
くゆらすように
調べを奏で始めるように

文月は
君のはにかむ微笑み声
伝う雫 ふと連なり止んで
木霊遠のく 静寂の音
水無月は暮れてゆく
梅雨は明けてゆく

って、梅雨明けたんかーいwwwwwwwwwwww


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