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食について

こういう仕事としていると、食事とかに気を使っているのですかとよく聞かれる。

という訳で、私の健康観というか身体に対しての向き合い方の様なものを率直に書いてみたい。

■食事について

はじめにお答えしておくと、


『特にこだわりはない』


現代はとかく栄養学や〇〇は体にいいなどの「情報」で飯を食っている方が多く見受けられる。それは、メディアで散々健康番組が特集されたりサプリが宣伝されていたりで、もはや半分洗脳だと思ってしまうくらいだ。

もちろん情報は大事なのだが、情報の奴隷になってはいけない。

栄養という事を考えた時に、何故それを受け取る側の視点でみないのか甚だ疑問に思う。
私たちの受け取る側は「腸」だ。最近は腸内環境を良くしようなどと言われているが、この腸がどのように栄養を受け取るかで大きく変わる。腸は一説には脳よりも前にあった臓器で、頭で考える前に腹で考えるなどとも言われている。


そう、腹なのだ。


本来は腹が減って食いたいものを食う。


しかし今は、
これが体にいいから食べる。
ご飯の時間だから食べる。


腹から来るアプローチが脳からのアプローチになってしまっている。


また、体にいいものとされるものを取っていても元気がない方もいる。これはいいものを取らないといけないという呪縛があり、それ以外を食べるなんて体に良くないと思い込み、ストレスで逆に心身の不調をきたしているのではないかと思う。


タバコが体に悪いから控えたら、かえって体調が悪くなる。これもどこかに我慢して耐えて結果としてストレスになるという図式がある。


食べたいものを食べていたらストレスはとても少ない。


ただ、現代は食品添加物や農薬の宝庫。

気を使いすぎるとストレスになるし、使わなすぎると大量摂取してしまう。

バランスよくが1番なのは何をしてても同じだが…。

ここのバランスを取るものとして、「排出力」が大事だと感じる。


どう入れるかよりもどう出すか。


出すというと排泄だけだと思われるが、汗や呼吸、体の無駄な力みや心地よい状態を保つ事なども立派な排出。

毒を入れたら素早く排出できるか。

これらを具体的に見ていくと、


呼吸

漠然とするのではなく、朝日の光を浴びながら腹まで深く吸って口からフーッと吐く。
全身から絞り出すように息を吐き、吐ききった後に自然に息が体中に入っていき満たしてくれる。こんな呼吸を1分でもやるとかなりスッキリする。


機嫌

損ねたら、素早くそこから離れて心地よい事をする。気持ちの囚われ、居着きが長引くほど気持ちが曇ってきてストレスになる。場所、環境を変えて気持ちも切り替える。


違和感を感じない体になるとそれはマヒしてきていると言ってもいいかもしれない。肩こりも、ガチガチなのになにも感じないという人をこれまでに見てきた。違和感をキャッチできている時にこうかな、ああかなと、好奇心を持って動いてみるといつの間にか違和感が消えているなんて事もある。


食べ物も自分に合わないものであれば、食べた後に違和感(気持ち悪かったり、ムカムカしたり)を感じたり。逆に違和感を感じていたら、違和感を払拭するものを食べたり。
私の場合は、超有名なカップ焼きそばを食べると必ず気持ち悪くなる(それでも食べたい時もあります)。逆に食べ過ぎたり飲み過ぎたりした時は梅干しが無性に食べたくなる。
このような感じで、自分の合うもの合わないものを見つけてみるのも面白い。


情報は参考程度にして、あとは実際に身体に聞きながら試していくしかない。


食は私達を生かしてもくれるし、殺してもくれる。楽しくじっくり噛み締めれば生きる糧になり、時間と情報で食べれば機械的に栄養が補給される。


どう食べるかは自分次第。



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