旅好きの思考 "みんな違っていい。感じ方は千差万別"
旅好きがあつまるコミュニティTABIFLEEEEEKのKuniです。
「旅好きの思考」シリーズ第五弾です。旅に熱中している人へ取材をし、旅に魅了されるその人の人物像も探っていきます。
取材相手は会社のスタッフ、サロンメンバー、はたまた外部の人など興味の赴くままにすすめようと思っています。どこか共感してもらえたり、発見があったり、さらに読んだら旅したくなっちゃった!と思ってもらえたら最高です。頑張ります、ぜひ最後までお読みくださいませ。
世界への憧れ
-短波放送で世界を知る
世界に興味を持つきっかけは短波ラジオ。1970年代前半にBCL(Broadcasting Listening) ブームがあったんです。海外の電波を拾い、ニュースや街の様子など世界中の生の情報・音をラジオで聞く(日本語放送)という趣味。聴くだけじゃなく、放送局に受信報告をすると、ベリカードというものがAIR MAILで届くんですよね、若い人は知らないと思いますが、これもコレクションしてましたね。海外と繋がり電波をキャッチして自分宛にAIR MAILが届くなんていう体験はすごくワクワクして興奮して新鮮だったのを鮮明に覚えてます。将来は世界をまたにかけるビジネスマンになりたい!と憧れを抱いたのがこの頃です。
-夢を夢に終わらせずに飛び込んだ世界
30歳までは全く別の業界(専門商社)で働いていたのですが、やはり子どもの頃に描いた世界への憧れを職業にする。という夢を諦められなかったんです。当時HISは小さな会社で知らない人が多かったですが、夢を膨らませて飛び込みました。夢を掴んだ以上は貫きたい、人生設計としては後悔は全くないです。
-不完全燃焼を発散
時間や想いを持て余していて、なんとなく欲求不満だったのもあって新しい業界に飛び込みましたが、正直想像以上に忙しかったですね。ただ厳しくも自分の甘さをとってくれた会社で感謝もしてますし、いろんな経験で一皮向けました。入社当時は型にハマったようなガリ勉タイプやロジカル思考の人はほとんどいなくて動物園のようにみんな言いたいことを言い合って賑やかだったので面白くて、不完全燃焼だったエネルギーが発散できましたね。みんな旅が大好きで、面白い人ばかりでいい出会いがたくさんありました。今でもいい付き合いが続いています。
-今、旅したいのは
自然・海・食べ物が美味しいところで旅先を選びますが、もう一回行きたいのは南米ペルー、マチュピチュ。ここはすごいなぁと感じました。神秘的で自然との共存が素晴らしいですね。昔の人ってすごい、今でも残されているというのにロマンを感じます。
最近は日本を旅するのも好き。九州・北海道・沖縄、食べ物が美味しい鉄板な場所がいいですね。歳を重ねると、人間の欲の中で食欲が最後一番強くなるらしく、それを体感していますね。お魚、鰻、あとはお酒があったらもう気分上々です。
-リスクはとりたくない
ジェットコースターやバンジージャンプなどやらなくていいなら絶対にやらない。ゲテモノも食べたくないですね。宇宙も身近になるとは思いますが、行っていいよと言われても断るかなぁと思います。どちらかというとリスクがありそうな旅先も選ばないです。住むなら西オーストラリア・パース。自然もある、気候も良い、食べ物も美味しい、海、ビーチがあって最高。刺激を求めてというよりは、ビーチ沿いでビール飲んでのんびりしたいです。
-これから注目の旅先
日本人にとってはマイナーかも知れないですが、大自然があって観光としての見どころもある。さらに開拓の余地があって、ビジネスチャンスの可能性があるのがアフリカですね。特に南アフリカやケニアには行ってみたい場所です。
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さてここまでは旅のお話でしたが、さらに取材は続きます。オタク最強時代!日本と海外で"オタク"の認識のズレがあると思いますが、ここではオタクは薄く広くではなく一点深く愛する人と定義します。旅の他に熱量高く語りたいもの、どんな人を好きで、どんな哲学を持っているのか聞いていきます。どうぞお付き合いください。
人との繋がりがどんな趣味より大切
一人で何かに熱中するというより、人との繋がりを持って充実感を得ているodaさん。大した趣味じゃないよ〜と謙遜されてましたが人との関わりを大切にするそのバランス感覚は仕事上でいろんな方と接する姿をみても感じることができます。
-見栄をはらず、落ち着ついて楽しく飲めるところが好き
え?こういうお店行くんですか?!と言われるほど好きなお店は超庶民派。高級なお店じゃなくて楽しいお店。美味しくてリーズナブルで居心地がいいお店はなかなかないので、そういう場所を求めて食べ歩きしています。本質的な幸せって表現したらいいですかねぇ、こういう落ち着ける場所、その時間を共感してくれる友がいるって本当に幸せです。もちろんおいしいお酒とともに。お店は基本探してもらうことが多いですが、孤独のグルメや吉田類の酒場放浪記、町中華で飲ろうぜみたいな番組も好きですね。
-いつメンはおっさん
大人数や新しい人と会うというよりはもうおっさん2人がデフォルト。(おっさんというのはodaさんのお言葉を使わせていただいております。) 仕事の話は基本しない、家族のことや老後のこと、これからの身の振り方などなんでも話しますね。利害関係なしの友達との週1の日課。この気持ちのリセット時間が自分にとって必要ですね。感謝です。
諦めず、努力できる人に憧れる
-柔道家の野村忠宏さんの生き方がかっこいい
そこまで1つのスポーツに打ち込んだ経験がないのですが、野村さんの生き方には憧れます。あまりに有名な方なので人となりは割愛しますが、大怪我をしても諦めず努力を惜しまず、結果を出してきた人。そして素晴らしい成績を収めているにも関わらず決して驕らず謙虚な姿勢、尊敬します。
-妥協はしない。まぁいいか。が絶対にない人
この人のような生き方をしたいな、というもう一人の人がHIS創業者の澤田さん。これはおべんちゃらでもなく近くにいると憧れずにはいられないんです。普通の人とは違う感性をお持ちで、「自分にできないことはない」と思っていて常に前向きな姿勢、挑戦していくアグレッシブさは共感できて真似したいなと思います。極端なのに人にはできないことをやり遂げてしまうんですよね。障壁があっても、それを障壁と捉えず、大元のルールごと変えればいいという発想に持っていける人。10人のうち9人が反対して諦めても残り1人でやり遂げてしまう。他人にももちろん厳しいですが、間違いなく出会えてよかった人です。
私のポリシー
-人と比べることはない
「自分は自分、お前はお前。」自分がどうあるかが大事ですね。物欲もなく、人と比べて優越とかも全くないです。そういう人は息が詰まるだろうな、自分の好きに生きれば楽になるのに、と思います。
情報も基本的には自分でDigる、人からの情報はあまり鵜呑みにしないようにしています。自分の判断軸を信じているので、「自分がこう思う」というのを強く思っていたい。人の話は聞いていても吸収していないかもしれないですね。
-積極思考「俺にはできる」
基本的にポジティブthinkingは大事にしています。仕事をする上でいろいろなビジネス本や成功している人の本を読んで感化された部分もありますが、「俺にはできる」と成功するイメージしか持たないようにしています。自分のことは10%、20%増しで評価することでそれが言霊になっていく、と信じて生きています。
-迷った時の教科書「信・義・仁」
儒教で説く5つの徳目「仁・義・礼・智・信」。その孔子の言葉のうちの3つ「信・義・仁」を常に念頭において迷った時の判断軸にしています。嘘をつかない、私利私欲ではなくなすべきことをする、思いやりを持って人と付き合うと意識しています。
-能ある鷹は爪を隠す がかっこいい
自分のことを話したり、自慢したりすることが好きじゃないですね。何かやるにしても黙って、見返りを求めずサラリとやりたい。見返りを求めている人は偽善的だなと感じてしまう。タイガーマスクとかかっこいいなぁ。共感しますし自分もそういう人間でありたいと思っています。こんなことがすごい!こんなことをやってます!という広告も好きじゃないですね。
受け継がれるホスピタリティ
今回はHISのスタッフ(今回は常務取締役に登場いただきました( ´∀`))へのインタビューなので、せっかくなので自社のことを。"親友にすすめたくなるようなコンテンツやサービスってありますか?"っと聞いてみました。
脈々と受け継がれているホスピタリティですね。料金やプロダクトはどの旅行会社もOTAも直販も差はそこまでない時代になっているのは明らかですが、旅行好きの熱意、インフォメーションする力は知ってほしいですね、HISのスタッフはすごいなぁと思います。
-ファンの皆様へ恩返しをしていきたい
HISは大変な時期ですが、応援してくださってるファンの皆様があってこそというのは常に思っているので、TABIFLEEEEEKも含めて会社として大事にしていきたいですし恩返しができるようなことを考えていきたいですね。社会貢献もひっそりやっていきたいので、そういったものを見ていってもらいたいですね。一緒に会社を育ててほしいです。
10年後、これからの未来について
-世の中の進化、注目していること
AIやメタバースはどうなって行くんだろう?という興味はあるんですが、超アナログ人間なので学習しなきゃというモチベーションは今はないですね。むしろ生身の人間との繋がりを大切にしたいので、現実との境目がわからなくなってしまうような仮想現実には少しネガティブです。ただ間違いなくgame changerにはなるでしょうから、新しいテクノロジーは新しい世代に任せたいです。
-曖昧な動機でレコメンドしてくれる
どこに行きたい?何をしにいくのか?日付、目的、行き先、料金から選ぶような旅のスタイルは変わっていくと思っています。なんとなく美味しいものが食べたい。失恋したから癒されたい。というような曖昧な問いに対してテクノロジーを活かして潜在的欲求を引き出して、レコメンドできる世界、そういう提案ができる企業が先駆者になっていくと感じます。
旅することの意味
視野を広げる、物の見方・考え方が変わる、引き出しが増えるなど自らの成長に繋がるような体験になる人もいれば、気分転換や現実逃避したいという人もいますよね。旅の作用って千差万別なのが面白いんじゃないですかね。もっとみなさんに世界と触れる体験をしてほしいですね。
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1.5時間にわたる取材、ありがとうございました。ほんの一部なので全生音源データを公開したいところではありますが、コンプライアンスのラインなど判断が難しいので、公開は控えたいと思います💦
"人"を通して、旅の素晴らしさが伝わると嬉しいです。もっと旅を愛する人が増えていきますように。そして世界が平和でありますように。
次回の"人"もぜひお楽しみに。
第一回、第二回、第三回、第四回のインタビューも是非ご覧ください。
旅好きなら知らない人はいない!そんなコミュニティにしていきたいTABIFLEEEEEKでした。ではまた。
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