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「今は、どこにいても暮らせる。」注目のFIRE生活の実態とは!?

旅好きコミュニティTABIFLEEEEEK(たびふりーく)のKuniです。
メンバーの旅話を聞いては羨ましくて悶えそう、な運営でございます。

TABIFLEEEEEKメンバーさん、やっぱり旅が好き。日本・海外各地いろんなところへ旅をされています。今回は"旅"を越えて"暮らす"メンバーさんにフォーカスしてみました。FIRE*してみたい〜!と思っている方も近年増えているのではないでしょうか。と言ってもなかなか理想通りには・・なのですが実現しているメンバーさんに取材が叶いましたのでぜひご覧ください。

*「FIRE」とは“Financial Independence, Retire Early”の略で、日本語にすると「経済的な自立と早期の退職(リタイア)」を意味します。投資や貯蓄などの資産形成を通して会社などの勤め先にしがみつかずとも生活できる「経済的な自立」を達成し、「早期に退職できる状態」を目指そうという考え方です。

https://www.orixbank.co.jp/column/article/235/ より引用

背景

今回インタビューさせていただいたのはメンバーのTさん。会社員勤めから10数年前に完全FIREし、色々な国を巡ったのち、結果的に半年日本(教壇に立つ仕事)、半年海外で生活するスタイルに移っていったそうです。1年どういうルーティーンで過ごされるのか、2023-2024年の生活を基に記事にさせていただきました。

【4月~6月】日本・春の京都

京都郊外。ここでの暮らしの良さについて触れておきます。本当は京都中心のほうがよいのですが、ずるずると引っ越しせずにいます。ただ、最近は、京都郊外も、わるくはないと思い始めました。まず、ちょうどこの時期に日本に戻っていますので、桜がきれい。京都の中でもNo.1の桜の名所が、京都の八幡にあります。また淀のほうにも桜の名所があり、京都中心からは不便なのですが、郊外からだと、自転車で行ける近さというのも気に入っている点です。

あとは、元々巨大な池を埋め立てしていたエリアがあり、その一帯は、今でも建物が立たずに農業を営んでおり、京野菜が採れるので、野菜が意外とおいしいというのが特徴です。ちゃんと無人販売もあります。

京のねぎたっぷりのラーメン屋もこんな感じ

その他、交通に関して、京阪電車にて京都中心部だけでなく大阪市内までのアクセスが良いこと。そして自転車専用道路が、大阪から京都嵐山まで伸びており、体力があれば自転車で大阪でも京都中心部でも行けてしまうといった特徴があるので、この地をなんだかんだ離れられないんですね。

【7月】タイ・ジョムティエンビーチ

日本にて6月までの第1回目の講義が終わり、海外へ。タイのバンコクから車で2時間ほど離れた海辺ジョムティエンの別宅に1ヶ月ほど滞在しました。(タイのパタヤからはミニバスで15分ほどの位置関係です。)

在宅でもできる仕事を持ち込んだり、次のビジネスにつながるプランを考えたり、資料を読み込んだりしています。ここは、穏やかで、そして、夕日がとても綺麗なところなんです。

そしてこの街の住人はほとんどが白人系。タイの中での外国人街の地区だと、どこにいるのかわからない状態です。

ここはタイなの?欧米なの?ロシアなの?頭の中は、わからない状態になっていきます。

ロシア人向けナイトマーケット

レストランも、タイ料理だけではなく、イタリア料理、ドイツ料理、ロシア料理など多様にわたっています。素晴らしいのは、イタリア料理なら、イタリア人や元旦那がイタリア人だったなど、それぞれの国の人がオーナーなので、小さな店でも本格的です。

日常のパン屋も釜で。20バーツ80円

たとえ屋台でもピロシキなどが売られていてテンションが上がります。

個人的には、やはりビーチリゾートなので、海鮮。自宅近くの市場で、手長海老を買い、炭火で焼いてもらい、自宅に友達を呼んで、ビールを飲みながらパーティなんかもします。

その後は、プールサイドでビールとスイミング。

休肝日は、もっぱらマッサージへ。物価が高くなったとはいえ、1時間あたり、チップ込みで1,000円ほど。これは助かります。

マンションには3つのプール(1Fバー付、5Fインフィニティ、6F普通の)があり、その他にもマッサージルーム、レストラン、雑貨屋、洗濯屋など全て揃っています。特段ハイソ*というわけではなく、タイのマンションは普通、だいたいこのような感じです。 (*high society)

インターネット回線は、スマホのテザリング機能を利用しているため、マンション内の図書室でも仕事ができます。通信速度も問題なくネット会議もOK。

コンビニの敷地内でも大麻が売られているのはやりすぎかと・・・。

【8月9月】日本・真夏の大阪

クライアントからの要望によって日程や場所は多少前後しますが、だいたい、この時期に大手電機メーカーの新入社員技術研修の講師によばれます。あと車の車検をやっておく必要があるので、日本に帰国。場所は要望によって異なりますが、大阪の心斎橋や兵庫県が多いです。講師としては遅刻厳禁なので、会場のすぐ近くのホテルやマンスリーマンションでの生活です。

大阪は、世界で住みやすいランキング2位(2021年の時。2023年は日本で唯一のランクインで10位)を獲ったところだけあり、住みやすいです。食べ物も美味しく人も気さくです。

写真は、仕事からの帰り道。ビルの隙間に、マルシェが。仕事帰りに路上のマルシェで果物を買って帰れるなんて、素晴らしい街です。

【10月11月】日本・京都+旅

次の仕事まとめのタイミング。この時期になると今季の講師の仕事が終わるので、違う仕事の準備をします。この間にベンチャー会社の運営メンテや、株や不動産運用の組み替えをおこなっています。

ビジネスも投資も右も左もわからないところからのゼロスタートでしたが、法人も7年目、株や不動産も25年以上問題なく運用できているので、今後も何とかなるのでしょう。ただ、油断はできないので、1本に絞ることなく淡々とこなしていっています。そのため、頭を整理するためにも一旦京都に戻り、また、刺激を得るためホテルを点々としながら旅をしていることも多いです。

ここ数年間は、コロナもあり、沖縄が多かったです。

海外の旅先(ベトナム・マレーシア)

ベトナム・ホーチミンのタンディ教会
物価があがった屋台飯(フォー300円、サンドイッチ40円)
ベトナム第三の都市ビンズン省
マレーシアでみた"魂のアート展"
マレーシア・クアラルンプール ACホテルからシェラトンホテルへ移動
サーファーデビューしたベトナム・ダナンの海
古代チャンパ王国の聖なる遺跡ミーソン遺跡までソロツーリング

【12月1月】 タイ・ジョムティエンビーチ再び

だいたい、この時期は、再びタイのジョムティエンビーチの別宅におります。7月前後の1ヶ月と合わせ、年間3ヶ月ぐらい生活しています。

定番のパイナップル飯

今回は2LDKの部屋に調理家電を揃え、また、清潔感のある市場を見つけたので自炊にハマっていました。野菜も採れたて、鶏肉なども朝一首絞めたてで冷凍せずに運ばれるので、新鮮!それを使って、日本料理、タイ料理、欧米料理など、色々挑戦して楽しんでいました。

本物のココナッツを使ったマッサマンカレー
牛肉と玉ねぎのワイン煮込み
骨付き肉のワイン煮込み

タイはオーガニック先進国という話を聞いたことがあるのですが、その影響なのか、添加物がなかったり油が少ないからなのか、身体が喜んでいるような料理が出来上がります。

地元のおばちゃんたちが作ってくれる屋台のタイ飯も載せておきます。

50バーツ(200円)の海鮮チャーハン
20バーツ(80円)の焼売?
こういうのが美味しい!

また、今後のためにも、新しい語学(フランス語とロシア語)を勉強したりもしてみました。語学もオフ会も、オンラインでどこからでもできるので助かります。

1日のルーティーン
07:30:起床。朝ごはん、昼ごはんを作っておき、朝ごはん食べる。
10:00〜12:30 :オンラインの語学スクール
12:30〜13:00 :スタンドカフェでコーヒー飲みながら
           タイ人やオーストリア人とお喋り
13:00〜14:00 :市場買い物
14:00〜15:00 :プールで泳ぐ
15:00〜:仕事やネット。
18:00 :食事を作って食べる
19:00〜23:00 :仕事やネット
23:00〜24:00 :バー  その後、就寝

毎日見ても美しい夕日

タイから訪れた場所

自宅から40分のラン島
正月を過ごしたラオス

【2月3月】日本・自宅の京都と東京研修

タイから日本に帰国。日本の空気に慣れるのに少し時間がかかるため講義研修が始まる数週間前には帰国。3月は教え方をブラッシュアップするため数週間東京に行き研修をし、4月からの講義準備を進めます。

これが1年のおおよそのタームです。

【終わりに】

「タイに住めるなんでラッキーな人生だよね」と欧米人さえ言う国。日本は安全性を第一に考えますが、この国は楽しさを第一に考える。非常に居心地が良い国。じゃあ、ここに、ずっといれば良いのではないか、生活費もかからないのであれば、ずっと働かなくても良いとも思えるのですが、それは違うんです。10年前に1度、1年ほど試したことがあったのですが、日本人としてのモラルや道徳が自己の中で崩れ落ち始めたんです。もう日本に戻らないと決めたのなら、それも選択肢だと思いますが、私は今は、その気には慣れないです。チャンスは多いほうが良いですし、更に、色々旅をしていると新しいチャンスが得られるので。生き方、考え方、仕事のオファー、投資の仕方、旅によって、いろいろな人と出会い、いろいろなチャンスがありました。そのため、今も、日常が旅のような生活を終わらせられずにいるんです。

タイの収支 コロナ後にビックリするぐらい高くなったタイ。感覚的にいうと外人向けの安いレストランで、以前の倍ぐらいで日本と変わりません。ただITを駆使し、自炊し、乗車アプリ使うと、以前より、安くなってしまったという結果です。

-----以下、最低限の月の生活費(推測) 合計3万円強-----
共益修繕費不動産税・光熱費:6,000円(日本だと4万円ほど)
スマホ・インターネット:1,500円(日本だと6,000円ほど)
交通費・食費(ミャンマー産)・衣服:25,000円(日本だと8万円ほど)
趣味(ジム・プール)代:マンションに併設のため無料

基本生活費安すぎなのですが、その浮いた分、マッサージしたり、飲み食いする外食レベルが上がるので、結局は、生活費は変わりませんね。。。

編集後記

「今は、どこにいても暮らせる。」注目のFIRE生活の実態とは!? いかがでしたでしょうか。FIRE生活も10年以上、自分にとって心地よいスタイル、何を求めたいのか、色々模索し変化し、アップデートした先が今の二拠点生活に落ち着いているのも面白かったです。デジタルが進化しきっている時代なので「今は、どこにいても暮らせる。」のだそうです。実践されているので説得力があります。もしかしたら1年後は全く住んでいる国が違ったり、違う生活スタイルを気に入っているかもしれないですが、変化を受け入れ楽しんでいるお話は、やりたくてもなかなかできないので聞いていてワクワクしてしまいます。

さて、今はどこにいらっしゃるのでしょうか。またお話し聞かせてください。

TABIFLEEEEEKメンバーの話を聞いていると旅欲が高まってしょうがない!ぜひ交流いただけたら嬉しいです。
今後もたくさんのみんなのタビサキを紹介させていただきます。


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