『神様のカテゴリー』神社巡りが100倍楽しくなる古事記の話⓪【歴史の扉#3】
歴史の扉へようこそ!こんにちは。旅人です。
皆さんは神社へ参拝するとき、何を重視してその神社へ参拝していますか?
参拝客が多いから、有名な神社だから、特定の願い(例えば恋愛成就や学力向上など)のご利益がある神社だから、はたまた御朱印がユニークな神社だから、など色々な理由があると思います。
そのどれもが素晴らしいです!が、そこに「この神様が祀られているから」という理由を追加してみてはいかがでしょうか。
どうせ手を合わせるなら、自分がどんな神様に手を合わせているのか、知りたくないですか?
とはいえ、日本の神は「八百万の神」といってその数はとても多く、とてもじゃないですが全ての神様を把握するのは難しいです。
なので、今日から数回に分けて神様のカテゴリーについて、まとめていこうという企画です!この企画で投稿する記事を全て読めば、大方の神社の神様について把握できるようにします!
わたしの気力が続く限り毎日投稿するつもりですので、良ければ読んでいってください(笑)
1.神様の大分類
まず、神様は大きく分けて次の三種類のカテゴリーに分かれます。
①古事記・日本書紀(記紀)に登場する神
②故人
③その他(土着の神や妖怪の類、モノに宿る神など)
順に簡単に見ていきます。
2.記紀に登場する神
全国的にメジャーな神々はこのジャンルで大方説明できます。
天地開闢(かいびゃく)から推古天皇の治世までの期間に登場する数々の神々、そして天皇が御祭神として祀られるケースですね。
有名どころでは、
伊勢の神宮:天照大御神 や 出雲大社:大国主大神
などですね。
正直、この神々を知るだけで、全国の大方の神を理解できると思います。
そこで、この連載では、記紀、とりわけ古事記の神々にフィーチャーして特集しようと思います!
3.故人
故人が神になるケースも日本では多いですね。
その場合、大きくわけると次の三種類に分けることができます。
①故人の功績をたたえ、神として祀るケース
②怨霊として祟らないよう、神として祀るケース
③軍人を英霊として国家が祀るケース
段落分けして解説します。
①故人の功績をたたえ、神として祀るケース
これはわかりやすいですね。戦国武将などにこのケースが多いです。
建勲神社:織田信長 豊国神社:豊臣秀吉 東照宮:徳川家康
などですね。
②怨霊として祟らないよう、神として祀るケース
これは闇が深いですが、このケースも多いです(笑)
このケースの信仰を基本的には「御霊信仰」といい、政争で敗れた者を祀るケースが多いです。
天満宮:菅原道真 白峯神宮:崇徳天皇 御霊神社:御霊数柱
③軍人を英霊として国家が祀るケース
これは、靖国神社と全国の護国神社ですね。
国家のために戦い、散って行かれた方々を英霊として国家が敬意を表して神として祀ります。
4.その他(土着の神や妖怪の類、モノに宿る神など)**
これは本当に様々です。
有名なものでいうと、
九頭竜神社:九頭竜大神 鵺神社:鵺
などですね。
といっても、私はまだ参拝したことがないので、まだツイートはありません(^^;)
【追記】
参拝したことがないと思っていましたが、写真を振り返ると、「モノに宿る神」を祀った神社を発見しました。
京都の八坂神社の境内社:刃物神社
その御祭神は刃物大神で、刃物発祥の地たる京都に刃物の神を祀るとのこと。
なかなか珍しい神様ですね~。
5.まとめ
いかがでしたか。この記事を読んで大まかな神様のジャンルを理解できたと思っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!明日から、古事記に登場する神々をまとめていきますので、ぜひ今後もお読みください!
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