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【一人旅体験談②】カオサン通りの話1
タイのカオサン通りに行きたい欲があまりにもあるので、せめて記事をぐらい書いて思い出に浸りたいと思います。
さて、私が初めてカオサンにいったのは、一人旅2回目だったと思います。
バックパックを背負って、ガチャガチャした通りを歩きながら、ビビりながら宿を探したのをよく覚えています。
今となっては、抵抗は全くなくなりましたが、当時、どうしても歩いて探してみたい欲があり、ビビりながらでも「おらぁはやったるでぇ」と思い、拙い英語(今も)で何とか宿を探したのが良い思い出です。
あのときは、「どうしよう、もし宿とれなかったら、野宿やで…」「襲われてまうかもしれん!!」とか妄想していました。
妄想が膨らみすぎて、頭の中では、もう金とか盗まれてました。
妄想もそこまで膨らむと自信に変わるようで、「もう妄想の中では、金まで盗まれるてるから、今の状況は、かなりいいな。これは、イケる。」とか馬鹿なこと考えていました。
はい。
一人旅あるあるかもしれませんが、あの急に自信出てくるやつです。
伝わりますかね…
あの、妙な「イケる。これは、イケるで。」みたいな謎の高ぶりのやつです。
謎の自信が付き、ガンガンアタックしていった私は、気に入った宿を見付けることができました。
一泊300円くらいだったでしょうか。
無駄に、「自分、宿自力でさがせたやんけ」とか思って感動してました。
いや、みなさん馬鹿にするかもしれませんが、当時の自分にとっては、大冒険だったんです。
ですが、ここからまた妄想が始まります。
「まてよ…、安宿やから、荷物置いてったらなくなるんか?」
「これは、置いていくべきか、否か、判断を今!問われているぅー、決めるのは自分――」
とか新たな妄想をしていました。
まぁ、無くなったらそれはそれでおもろいかと思って、置いていきました。
もうね。ハイになっていたので、半ばやけくそだった気がします。
通りに出た私は、「とりあえず、なんか食べたい。屋台の物食べたい。おなかが逝っちゃってももういいねん。」と思いながら、パッタイを屋台で食べながら、ビールを飲みました。
「なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーーー、うま。」
と、一人でニヤニヤしてました。
はたからみたら、変態に見えたこと間違えなしです。
実際に、私は、ガラスに映った顔を見たのですが、変態の顔そのものでした。※下記写真は、にやけ顔のイメージ図
日本だったら、職質か通報されてたと思います。
変態状態の私でしたが、相席に、美人の姉さんがきて、冷静さを取り戻しました。
そこで、旅定番と言ってもいい、「やっほー、どこからきたのー?」的な会話が始まりました。
旅で、妄想と反省を脳内で、繰り広げまくっていた私は「キタ、私の脳内シュミレーションを生かす最大のチャンスやで、チャンスは準備していたものがつかめるんやでーーーー、いけーーー、自分!」と自分を鼓舞して話しました。
脳内シュミレーション+相手が、たまたま唯一の旅先であったオーストラリアだったこともあり、とても楽しく話すことができました。
途中でガラスを見たのですが、顔が緩み切って、変態顔になりかけており、焦りました。
それまで、思っていることが話せなくて、もどかしさばかり感じていたのですが、初めて、自然と楽しく会話ができたのがとても嬉しかったことを鮮明に覚えています。
私は、大満足で、宿に戻りました。
気持ちよく眠って朝を迎えました。
朝起きた時気付きました。
「あ、普通に荷物あるやん」ってことに。
数日の滞在でしたが、昨夜のことが楽しすぎた私は、調子に乗って、毎夜繰り出しては、色んな人と話すことを繰り返しました。
露店のにいやんにまで、話しかけるほど、調子に乗ってました。
ただ、この体験のおかげで、旅先で、会話することの楽しさを覚え、それからは、話すのが好きそうな人や暇そうな人とは、とりあえず、話とけぃ的な発想で、旅をより楽しめるようになりました。
以上、私のはじめてのカオサン通りの話でした。
思い出日記を読んでいただきありがとうございます。
次回は、マンゴスチンに惚れた話あたりを書こうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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