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「フランケンシュタインの誘惑E+ #18「“いのち”の優劣 ナチス 知られざる科学者」」をみて

優生思想を考える上で、ナチス・ドイツが行ったことは知らなければならない。 第一次世界大戦の敗戦後、経済が厳しい中で、ドイツでは社会保障の削減が議論の俎上に上る。その際に、「障がい者」への「コスト」は無駄だとして、優生思想や断種という議論が出てくる。 そして、「優良なドイツ民族」の純化、ユートピアの創造に向けて科学者たちは協力をしていく。 フランクフルトでは、あらゆる遺伝情報が集められ、強制不妊手術が強制されていった。 さらに、アウシュビッツでは、様々な人体実験が行われ

    • 「“核の扉”はこうして開かれた ~謎の商人とウラン争奪戦~」をみて

      原爆開発を進める上では、当然ながらその原料が必要だ。マンハッタン計画を実現できた背景には、それをアメリカに売る企業の存在があった。 特に、原料となったのは、純度の高いコンゴ産のウランであった。輸出した企業は、原爆開発に商機を見出し、莫大な利益が上がった。 しかし、この企業の開発した鉱山や、採掘したウラン鉱石は、その後世界に拡散し、冷戦下の核開発競争に利用されていく。 "1945年、広島・長崎に投下された原子爆弾。その開発に重要な役割を果たした“謎の商人”がいる。原爆の原

      • 「ライブカメラはとめられない 中国・農民工2世たちの挑戦」をみて

        中国の農民工の子供達の状況がよくわかった。 経済大国化する中国の中で、格差は拡大し、特に戸籍によって差別される農民工たちは、非常に厳しい生活を強いられている。 地方には生活するに十分な給与をもらえる仕事はない。動画に出てくる若者も、ある地元の工場で働いたが、そこでは毎日単調な作業を繰り返し、上司から蹴られるなどの暴力も蔓延していたという。 そして、その蹴られた労働者が笑ってその後も作業していることに衝撃を受け、「ここでは働けない」と思い、動画配信で生活をしようと決意する

        • 「“ニュースの常識”をぶっ壊そう! -報道現場のインクルーシブ革命-」をみて。

          アメリカでも、マイノリティの記事をメディアの利潤ベースに乗せない形で報道するのは困難だ。 そのような状況に対して、性別、人種など多様な記者たちが、自主メディアを立ち上げ闘っていく姿は、とても感銘を受けた。 自分たちで事業として成り立たせ、民主的な運営をしようと努力していた。 特に、アメリカでも広がるトランスジェンダーへの攻撃に対しても、自身の組織をアップデートしながら、対抗して行くのはとても重要だし、先駆的に思う。 日本においても、このような自主メディア集団を作ること

        「フランケンシュタインの誘惑E+ #18「“いのち”の優劣 ナチス 知られざる科学者」」をみて

        • 「“核の扉”はこうして開かれた ~謎の商人とウラン争奪戦~」をみて

        • 「ライブカメラはとめられない 中国・農民工2世たちの挑戦」をみて

        • 「“ニュースの常識”をぶっ壊そう! -報道現場のインクルーシブ革命-」をみて。

          「映像の世紀バタフライエフェクト マンハッタン計画 オッペンハイマーの栄光と罪」を見て。

          映像の世紀は、どれも視覚的に歴史を学ぶことができて面白い。今回は、以下の動画の感想をまとめてみたいと思う。 マンハッタン計画をオッペンハイマーに引きつけながら展開する本作で、私が感じたことは以下だ。 1、オッペンハイマーの人間性と晩年の変化 科学を追求し、「戦争を終わらせるため」という大義のもと、原爆作製を進めるオッペンハイマー。原爆投下までは、取り憑かれたように原爆の被害等も考慮せず疾走して行く。 ところが、一躍時の人となるが、その後は広島・長崎の状況を知り、変化を

          「映像の世紀バタフライエフェクト マンハッタン計画 オッペンハイマーの栄光と罪」を見て。

          給食問題に関するクロ現

           NHKのクロ現で、昨今の給食をめぐる問題が取り上げられていた。  インフレによる物価高は、給食も直撃しており、量や質も下がっていく危険性が指摘されている。  ただし、それは現場の職員の努力によってなんとか維持されている様子が描かれていた。ただし、すでに学校給食の6割は民営化され、それらの職員たちも不安定雇用であることが予想される。  給食は、子どもの栄養摂取はもちろん、食育や地域の野菜を使うことでの地産地消など、多様な機能を有している。  地域の農家へ補助金を出すこ

          給食問題に関するクロ現

          家庭菜園の収穫

          2年前から、家庭菜園を始めた。 有機栽培で、化学肥料や農薬等は全く使っていない。 日本は化学肥料や農薬の規制が非常に緩く、私たちが口にする野菜には多くの有害物質が含まれている。 自身が食べる野菜の栽培方法や栽培時期、収穫方法等について、知識や技術が身についていくことも楽しい。 少しずつ、自給自足の領域を拡大させていきたい。

          家庭菜園の収穫

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          今日からnoteをスタートしてみます。 様々な日々の気づきや学びをアウトプットしていきたいと思います。 よろしくお願いします。

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