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ripple-lib を使って XRP を送金してみよう

みなさんこんにちは。

今日は、デジタル資産である XRP を ripple-lib を使って送金してみます。ripple-lib は Ripple 公式 javascript ライブラリです。

取引所から XRP を送金したことはあっても、プログラムから送ってみたという方はかなり少ないのではないでしょうか?

ちょっと送るだけならそんなに難しくないので、ぜひやってみましょう❗


1. XRP ledger の概要

XRP についてまったく分からないという方は以下の本などを読んでおくと良いです。

リップル総合まとめ: ユニコーン企業はこうして誕生した

仮想通貨リップル投資入門

仮想通貨リップルの衝撃


XRP ledger に関する公式情報は https://xrpl.org/ にまとまっています。

具体的な使い方は Get Started with XRP Ledger APIs から読むと良いです。

Webでトランザクションを送信できるページもあったりします。

2. テストネットにて残高付きアドレス A, B を生成

さっそくやってみましょう。

いきなりメインネットは怖いので、テストネットで送金します。

以下のページで、開発用にテスト用の XRP が入ったアカウントを簡単に作ることができます。

XRP Test Net Faucet

Generate credentials を押すとアドレスが生成されるので、表示された Address, Secret をメモします。

メインネットでも気軽に 10,000 XRP 貰えたらいいんですけどね!


3. 必要なソフトウェアのインストール

RippleAPI Reference を見て作業を進めます。

※ここでは macOS を使って作業します。Windowsの方は少し苦労するかも...?

node と yarn をインストールしろと書いてあるのでインストールします。

$ brew install node
$ node --version
v12.7.0
$ brew install yarn
$ yarn --version
1.17.3

yarn を使って ripple-lib をインストールします。

$ yarn add ripple-lib

準備ができたので、さっそくコードを書いていきましょう。

$ touch trial.js
$ open trial.js

RippleAPI Reference の最初の方にある Boilerplate コードを貼り付けて保存。

とりあえずそのまま実行してみます。

$ node trial.js 
connected
disconnected, code: 1000

とりあえず接続→切断はできたみたいです。

テストネットに接続するので
server のところを 'wss://s.altnet.rippletest.net:51233' に変更します。


4. 残高を表示するコードを書いてみる

getAccountInfo を呼べばアカウントの状態が取得できます。

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