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筆談鑑賞ワークショップ

札幌国際芸術祭で
筆談鑑賞のワークショップに参加した

作品をじっくりとじっくりと鑑賞して
大きな模造紙に感じたことを
ぶわっと書き出していくというもの

ワークショップ終了後は賑やかな模造紙に

他の方が書かれたことに
自分の感じたことを付け足したり
同じことかもと思ったら繋いでみたり

自分の想いや様々な感情が次々と湧き
ペンの動きはどんどんと早くなる

参加して、わたしが感じたことは

普段から美術館へ足を運び、何時間もかけてへとへとになるくらいに、作品をじっくりと眺めてきたはずなのに
その観た時に感じたことって、よく考えるとことばに落とし込むことをあまりしていなかった
ビビビと来るその感覚を楽しんで来た

だからこそ、今回は紙にペンで感じたことをことばにして綴るということで、作品に一歩また近づけたような気がした

さらに、他の参加者の方が、わたしと同じことを考えていらっしゃったことを、紙に書かれたことから知って、とっても嬉しくなったり

逆に、わたしが全然気づいてなかったり、全く違った視点から鑑賞されているのを知って、すごく面白い!ってドキドキしたり

ひとりで感じたことを大切に抱き締めてあげることも、やっぱりすごく素敵だと思うけれど
誰かと共有したときに新しい風がわたしにすっと入り込んでくることもすごく幸せなことだと思った

「書く」は同時にできることだからすごく良い。誰かひとりの話に傾いてしまわないこと、声にすることが苦手でも饒舌になれてしまうかもしれない。
紙の上にペンで書かれたことばたちは消えないから、だから最初に書いたことも、ついさっき書いたことも、目の前のことになる

喋ったらいけないというルールだけど、時々聞こえてくる笑い声に、つられて笑い声をやわらかくあげていた

静かな時間、だけどすごくあたたかな時間だった

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