退職エントリ:20数年勤めたSIerを退職しました
新卒で入って、20数年勤めたSIerを退職しました。
自分の振り返りを兼ねて、退職エントリを書きます。一番最初に「感謝」を書くほどなのに、なんで退職するの? を自分の中で整理したかったのが、このエントリのきっかけです。
社内外から「独立できそうだけど、辞めなさそう」「仕事にコミットしすぎな会社員」と言われていた私が、なぜ退職することにしたのか?
感謝
在職中は本当に多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。長く勤められたのは会社の支援、仲間のおかげ、さらには「ちょっと背伸びすればできるかも」という絶妙なミッションがあった所属部署と上司のおかげだと思っています。
ありがとうございました。
業務内容
SIerに総合職として入社。システムエンジニア(SE)・人事として勤務。書いていたら長くなったので、別の記事にしました。
業務内容は変化していますが、一貫していたのは「社内で支援する」ことでした。自分が直接お客様に提供するのではなく、社内で誰か支援をし、支援をした人がお客様にものを届ける、仕事でした。
私が仕事をする上で大切にしていたのは「自分の周り半径100mくらいの人を、全力助ける」でした。以前の上司の言葉ですが、見えない遠くの人を支えようとはせず見える近くの人を支えることで、何かを成そうとした20年余りでした。
退職の理由① 覚悟を決めてやり切る
自分としてはとても難しい仕事に着任しました。
自分にとっても周囲にとってつらいことを要求しても、終わらせるかどうか?自分がどんなことをしても、この仕事をやり切るのか?
悩みに悩んで、「この仕事が最後だと思って」と何があっても周囲に何と言われても終わる覚悟を決めました。相手に「死ねと言うんですか」と言われるほどのプレッシャーをかけ、リソース(人・お金)を要求し続け、投入し続けました。自分自身のリソース(時間、能力)も大量に投入しました。
その結果、周囲の多大な協力やお客様の理解により、無事に仕事を終えられたました。ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。
退職の理由② 休憩する
退職、という選択をした決定的な理由はこれです。
退職の理由① の仕事に取り組むにあたって、燃え尽きることはわかっていました。燃え尽きたら復活するまで時間が欲しい、と思ったのですが、所属した会社には、サバティカル休暇のような用途を制限しない長期休暇を取る制度がありませんでした。年次有給休暇(年休)を使うことも考えましたが、復帰した時に、次の年度まで年休が不足する・・・と考えると、安易に年休を消化する選択はできませんでした。
この状況で「休みを取って今の会社に戻れなくてもいいか?→それでもいい(退職の理由③につづく)」と考えました。
退職の理由③ そろそろいいんじゃないの
「そろそろいいんじゃないの」
①の仕事をするさらに前に、同じ会社の先輩から言われた言葉です。①の仕事は異常ですが、私は1つのことに全力投球しがちです。
これまで、仕事だから・・・と、日本で生きる上で、人として当たり前のことをおざなりにしてきていました。今の会社にいるままで、ライフスタイルを変えることは、何度も考えました。しかし、何度も失敗しました。そのため、①②を考えるうえで、先輩の言葉を思い出し、「一度仕事を手放す」決断するに至りました。
この先、当面の間 ~ 「サバ活」
まず、休憩します。今までできなかった家の整理、自分の整理を始めてます。あとは、本を読んだり、今まで苦手だったことの勉強をしてみるなどでゆっくり自分自身を回復させていきます。
また、これまでお世話になった人・会いたいと思って会えていない人に伺いたいと思っています。⇒ (お願い2)へ
「勝手にサバティカル休暇」と称した休暇とし、その中でアグレッシブの活動を始めます。通称「サバ活」です。
当面の間、のその先 ~ 「働く」
当面の休憩中に考えますが、決まっているのは「働く」こと。「働く」には風ぐことに限らず、自分がやるべきだと思うことにつからを使うことを指します。
今後、noteに書いていきますが、退職したばかりの今(2020年7月現在)は、こんな風に考えます。我ながら、まだ甘ちゃん・・・ですね。
(1)自分の時間の使い方を自分で決める
自分の時間の使い方を自分で決める、が一番やりたいことです。生活を大切にする・家族と友人を大切にする・自分を大切にする・・・ 仕事に時間を取られるのではなく、どう時間を使うかを自分で決めることを大切にします。
(2)複数の仕事(やるべきこと)の顔を持つ
仕事はその形態や収入の有無を問いません。これまで会社員として1つの仕事だけをやってきました。社内で複数のプロジェクトを並行することはあっても、役割は1つでした。
(3)自分がやりたい、と思える仕事をする
会社に所属していると、自分がやりたいと思えない仕事にも出会います。それでも会社に所属していたら、ある程度は飲み込む必要があります。
当然、やりたいことのために「やらなければならないこと」にも出会うでしょう。その時にやりたくないと思っても「やる」と決めるのであれば、自分で決めたいというのが、(1)にもつながる、やりたいことです。
具体的には何一つ決まっていません。だから、お願いがあります。
お願い2つ
(お願い1)声をかけてください
これからのnoteを見ていただいて「面白そう」「役に立ちそう」「興味を持った」など思ったら、本自己紹介・または今後書く予定の仕事依頼の記事にコメントする形でご連絡ください(メールアカウントなどは将来的に整備予定)。
(お願い2)ご挨拶させてください
この新型コロナウイルス感染拡大防止の影響のため、多くの方にご挨拶できないまま、新しいスタートを切ることになりました。
名前も会社名も公開しませんが、「あ、これはあいつだな・・・」と分かる方は、ぜひSNS等でご連絡ください。オフラインでもオンラインでも、直接ご挨拶と少しのお話をさせていただければ幸いです。
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