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会社を辞めたらこうなった〜10日目〜

4月13日。会社を辞めて10日目。

あっという間に10日目。すでに曜日感覚がなく、今日が平日だという事実に驚きを隠せない。

今日も昨日の続き。2030年の世界を妄想。最終章!

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「仕事を辞めたらこうなった〜10日目〜『2030年』」

2020年の「健康経営」の仕事については、述べた通りだ。
ではそれから10年。2030年の仕事はどうなっているんだろうか

・2030年の健康経営

「健康」作りは「運動」「栄養」「睡眠」の3つが柱である。2020年の時は、老若男女、全ての人に同じ施策を提供していた。
それが2030年になると、個別に取得した情報を用いて、自分の理想の姿になれるように、個別の運動プログラムを組み立ててくれたり、食事内容の指示はもちろん、水分を取るタイミングまで教えてくれるようになった。
睡眠においては、照明やベットの形や形状、音楽や香りなどを個別最適化することで、質のよい睡眠を得られるようになった。最近では「睡眠学習」がちょっとしたブームになっている。

2020年に私が行っていた仕事はほとんど自動化されてしまった。
健康施策の運営など、機械が賄えない部分が残っているくらいである。
テクノロジーの発展により、2030年に仕事がなくなっているわけではなく、新たに発生した課題解決を仕事にしている。

2030年に大きく取り上げられている課題は3つ。

①メンタルヘルス


➡︎テレワークの普及により、オフラインの場を求めて、会社外のコミュニティー活動が活性化した。10年前はあまり知られていなかったコミュニティーマネージャーという仕事の需要は年々高まっている。
一方で、社内外のコミュニティーにうまく入れなかった人々もおり、メンタル疾患にかかる方は増加。職場の同僚や上司も気がつかない間に進行し、「オンラインミーティングに来ない。」「連絡がつかない。」ことで発覚するケースが後を絶たない。
そこで、メンタルケアはもちろん、社内サークル(コミュニティー)の設立・運営、マインドフルネス研修など、心の健康をサポートするための仕事が増えてきている。

②グローバル


テレワークの浸透により、一部の日本人は働く場所を海外に移した。
一方で高齢化による日本の労働者不足を、海外から人を呼んで補った。
そこで浮上した課題が、健康支援のグローバル対応である。
例えば、日本語だけでなく、英語や中国語はもちろんその他の言語に対応する医療相談窓口を作ったり、世界中の人が一緒に取り組める、ウォーキングイベントを実施したり。国の法律や文化など考慮して、健康支援を行うことが求められるようになった。

③目標設定


なりたい姿に到達するための個別の「運動「栄養」「休息」のプログラムは、自動的に組まれるようになった。
なりたい姿(目標)は自分で決めなければならないのだが、機械化が進み、考える必要が無くなったせいなのか、「目標」の無い人々が増えてきた。
「将来の夢や目標、どんな生活がしたいとか、理想はありますか?」と聞いても「うーん。」と黙り込んでしまったり、「ないですねー。」と返答が返ってきたり。なんとなく日々を過ごしている人が多くなった。
そこで、ヒアリングをしながら、自分が目指す姿を描くお手伝いをしたり、新入社員研修では「目標設定ワークショップ」なんんていうのを行なっている。目標を叶えるために健康面からサポートしていくのだが、10年前はそもそもの目標設定をサポートする日が来るとは思ってもみなかった。

2040年にはどんな世界が待っているのだろう?なんてことを思いながら、今日もまた皆さんの健康サポートを行なっていくのである。

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