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コオロギ食って結局どうなの??論文を参考に説明します!

2023年5月7日 更新

最近、コオロギ食って言葉をよく耳にしませんか?「体に良いっていう話も聞くけど」と思っている人も多いと思います。そこで今回はnatureの論文で、”健康な成人を対象にしたコオロギ食の試験”があったので、この論文を紹介していきます!この記事を読むことで、コオロギ食の健康効果について、科学的根拠をもとに答えられるようになります!
最後におすすめのコオロギ食についても紹介するので是非参考にしてみてください!!

コオロギ食は腸内細菌叢を改善する!(かも)

今回参考にした論文は以下になります!
実験の参加者は比較のため、コオロギパウダーを含む朝食を食べる群と、コオロギパウダーを含まない朝食を食べる群(コントロール)に分けられました。朝食に含まれるコオロギパウダーの量は25gで、これを14日間(2週間)続けて摂っています。指定されたご飯(コオロギを含む)を食べるのは朝食だけで、昼や夜は通常の食事を摂っています。

コオロギ食はビフィズス菌を増やす

コオロギには、たんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。これだけでも、コオロギが健康に良さそうだと思われますが、コオロギに含まれる成分はそれだけではありません。

コオロギの殻にはキチンという成分が含まれており、このキチンという成分が腸内細菌叢に働きかけてビフィズス菌を増やします。キチンは食物繊維であるセルロースに類似した構造を持つ成分で、この成分が消化されないで腸まで届くことで、腸内細菌の餌になります。

実際に、この論文においてはBifidobacterium animalisが増加しています。この細菌はビフィズス菌の中でも、その健康効果が詳しく研究されています。市販のヨーグルトで、BB-12®と書かれたヨーグルトを目にする機会は多いと思いますが、このBB-12®とはBifidobacterium animalisの株の1つです。その健康効果から数多くのヨーグルトに配合されています。具体的には、胃腸機能を改善し、下痢から保護し、抗生物質治療の副作用を減らすことなどが臨床研究で示されているそうです。他にも、大腸菌やサルモネラ菌といった病原性の細菌に対する免疫機能を高める効果をもたらすことも研究によって示唆されています。

ビフィズス菌を増やし、腸内環境を整え免疫力を高めるコオロギ食は健康に良い食品ということができそうです。

コオロギ食は炎症性物質を減少させる

この研究から、コオロギ食は血漿中のTNF-αを減少させることも明らかになりました。TNF-αは炎症性サイトカインのことで、この物質が増えることで様々な疾患に繋がってしまう事がわかっています。TNF-αの増減は腸内細菌と関連することが知られているので、TNF-αの減少はビフィズス菌の減少によるものではないかと論文では述べられていました。

TNF-αの増加は炎症性腸疾患や心血管疾患、がん、うつ病など多くの病気と関連していることから、コオロギ食はこれらの病気に効果的な可能性があります。

コオロギ食はアレルギーを引き起こさなかった

また、今回の調査結果は、14日間毎日25gのコオロギを消費することは安全であり、アレルギーにはならないことを示唆しました。実験が実施されたアメリカにおいて、コオロギ食は慣れ親しんだものではないため、状況は日本とかなり近いです。

コオロギ食を忌避する理由の1つにアレルギーの問題があると思いますが、少なくても25gのコオロギ摂取を14日間続けた程度では、アレルギー発症は問題なさそうです。※個人差は有る

おすすめのコオロギ食

コオロギ食は腸内細菌叢を通じて健康をもたらすようです。ですが、健康に良いとされていても、実際に食べるとなるとハードルが高いと感じる人も多いと思います。そこでおすすめなのが、INNOCECTのプロテインバーです!コオロギの形が残っていないので虫の見た目が苦手な方でもいただけます。上の論文ではコオロギパウダーが含まれるマフィンの形で食事をしていたので、継続的に摂取することで同様にビフィズス菌が増えてくれると思います!
「コオロギのまんまででも平気!」という方はTAKEOの商品がおすすめです。
以下に商品をまとめましたので、是非参考にしてみてください!


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