首都の住宅が伝える話[2019-07-16]

首都の住宅が伝える話

チュチェ103(2014)年10月のある日、金正恩委員長は完成した金策工業総合大学教育者住宅を見るために現地に足を運んだ。

風光明媚な大同江畔に科学重視、人材重視の象徴として建てられたアパートはまるで江に浮かんでいる帆船のようであった。

満面に笑みをたたえてその壮大な姿を満足げに眺めていた委員長は、アパートの内部にも深い関心をもって見て回った。

委員長は、金策工業総合大学教育者住宅は主体性と民族性、独創性と便利性、造形芸術性が完璧な調和をなしたすばらしい建築物だ、とすこぶる満足した。そして、このアパートは住宅ではなくホテルのようである、わが国には今なお、このほどの住宅がない、わが国最高級の住宅である、このように立派に完工した住宅を金策工業総合大学の教育者たちに供給すると思うと嬉しい、とすこぶる満足し、科学者たちがより文化的な生活条件の中で暮らせることができれば、それ以上望むことがない、と言った。

倉田通りには、委員長が立ち寄って新宅引越しの喜びを分かち合った家庭がある。歴史に大きな足跡を残した名人の生家でもないこの普通の教育者、労働者の家を今も多くの人々が訪ねている。家の主人たちは彼らに、素朴な家具や台所用具、食卓に至るまで家のものをありのまま見せているが、その飾り気のない様子は多くの人々の感嘆と羨望を呼び起こしている。

委員長と一緒に新宅引越しの喜びを分かち合ったその日々を振り返り、金正淑平壌紡織工場労働者のムン・ガンスンはこう語っている。

「元帥様は、これから家をたくさん建てようと思っているが、この家に引っ越したあなたたちが率直に話してくれてこそ、人民により立派な家を建てて供給することができるとし、新宅に不便な点はないのか、と繰り返して尋ねるのでした」

2017年4月に竣工した黎明通りは、金正恩委員長の人民への熱い愛情を伝える記念碑的建築物である。

2016年3月、直接現地に出向いて黎明通り建設を宣布した委員長は、人民軍の軍人たちを主な建設陣容として派遣し、新たに建てられる通りが徹頭徹尾、人民の便益と利益を最優先視する人民の通りとなるよう数回にわたって建設現場を訪ね、つぶさに指導した。

高さが200余メートルの未完成の超高層ビルにまで上って住宅の建設状況と人民の生活上の便益をも推し量り、超高層アパート、多層住宅建設で守るべき原則的諸問題も教えた。

2017年3月、完工間近の黎明通り建設現場を見て回った委員長は、黎明通りで暮らす人民の笑顔が瞼に浮かぶ、人民と太陽節(金日成主席の誕生日、4月15日)まで黎明通りの建設を終えると約束したが、それを守ることができた、わが人民と今ひとつの喜びを分かち合う日が遠くないと思うと本当に気持がいい、わが人民が好み、人民の利益を尊重することであるなら、いくら困難なことであっても無条件やり遂げなければならない、と高ぶった口調で言った。

このように人民への滅私奉仕を最大の重大事とし、昼夜兼行の労苦を重ねる委員長であるだけに、朝鮮人民は精魂を傾けて委員長に従っている。

解説

朝鮮に限らず、中国などの大学も、大学がひとつの町であって、その中に立派な団地があるのは普通である。学生寮さえ許せない日本とはまさに対局にあると言えよう。自由で民主的な国家が羨ましいものである。

このニュースでは、現地指導、建物の現代化、軍隊が建設する、幹部の派遣など、朝鮮の一般的な建築の流れがよくわかる。

また、ノルマの達成(金日成誕生日)

しかし、この前の追悼式で、先軍から党の指導への正常化へ移行したばかりとはいえ、いつまで軍隊の建設隊を委員長様は使われるつもりであろうか?

党の指導が確立し、苦難の行軍が終わり、経済と政治が正常化した以上、建設部隊などを縮小して一般労働者にすべての建設を行わせるべきではないか?

南北も軍事衝突の可能性が下がった以上、軍隊を縮小して、経済に回すことが、朝鮮にとっても人民にとってもよいことと思うのだがどうであろうか?


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