♯003相談支援専門員ってなに?
みなさん、こんにちは。少しずつ涼しくなってきましたね。
仕事中に自転車で移動することが多くて、最近は気持ちのいい風を受けながら走っています。
さて、今回は相談支援専門員ってなに?というタイトルです。
これまでは少し触れただけで終わっていて、「相談支援専門員って結局何をしてるの?」と思われた方もいるかもしれません。
そこで、その仕事の内容について説明したいと思います。
大まかな説明になりますが、全体像を把握してもらえたらと思います。
相談支援専門員について
相談支援専門員は、
障がいのある方やそのご家族が、必要とする福祉サービスを受けられるように、相談や調整を行う仕事です。
障がいがあると診断された方は、
これからどうすればいいのか、どんなサービスが受けられるのかわからずに、戸惑うことが多いです。
そういった方をサポートするために相談支援専門員がいます。
具体的には、以下のような業務を行っています。
1.サービス等利用計画の作成
障がい福祉サービスを受けるためには、「サービス等利用計画」を作成する必要があります。
これは、
「どのような目標で」
「どういったサービスを」
「1ヶ月のうち何日使うのか」
といったことをまとめた計画です。
さらに「週間計画表」といって、一週間のうち何曜日のどの時間帯にサービスを使うか、という表も書く必要があります。
この説明を読んでいるだけでややこしい、、、
そもそもどんなサービスがあるのかさえ分からないのに!!
そう思われた方は、相談支援専門員に相談することで、必要なサービスをして、ニーズに合った計画を立ててくれます。
2.関係機関との連絡・調整
また、利用したい福祉サービスがあっても、どんな施設(事業所)のサービスが自分に合っているのかわからない!!ということがあります。
そんな時にも、相談支援専門員は出来るだけ希望に合うような福祉サービス事業所を探して紹介し、見学などの日程調整を行います。
また、事前にご本人さんの特徴や気をつけてもらいたいことなどを事業所にお伝えしたり、
事業所の空き状況を確認したり、
といったやりとりも代わりに行ってくれます。
ご本人やそのご家族の方と一緒に事業所を見学に行くこともあり、事業所のスタッフの方とのやりとりの仲介もしています。
そういった、事業所や他機関との連絡・調整も相談支援専門員の業務の1つです。
3.利用者や家族への相談支援
また、相談支援専門員は、
障がいをお持ちの方やそのご家族の、具体的な悩みや困りごとの相談に乗ります。
実は、これがかなり重要な仕事になります。
障がいとは、その方にとっての生きづらさにつながるものです。
その生きづらさや抱えている思いを丁寧に聞き取り、支えていくことも相談支援専門員の大切な役割です。
サービスの利用が決まった後もその方の人生は続きます。その人生に寄り添い、継続して関わっていくのが相談支援専門員です。
4.サービスの内容や利用状況の調整
3でも説明したように、
事業所と契約してサービス利用が開始して、それで終わりではありません。
むしろそこからがスタートです。
実際にサービスを利用すると、
「うまくいかない部分を改善したい」
「日数を増やしたい、減らしたい」
という希望が出てきます。
また、別のサービスを希望されることもあります。
そういった希望も、定期的なモニタリングで聞き取り、調整していきます。
さらに、「担当者会議」といって、
サービス事業所やその他の関係機関の方々を交えた会議を行い、
そこで総合的な支援方針を立て、新たなサービス等利用計画を作成します。
福祉サービスを利用する中で、ご本人やご家族の方々と、支援をする関係機関がチームになって連携していきます。
そして、それぞれの意見や考えを出し合ってよりよい環境を整えていきます。
そういったチーム内の調整も相談支援専門員の役割なのです。
さて、以上が相談支援専門員という仕事の大まかな説明になります。
こうしてみると、目立つことは少なくても、
意外に活躍する場面が多いと思われたのではないでしょうか?
それだけ、障がいの方を支援する分野において必要とされている仕事なのです。
私はまだ駆け出しの相談員です。
それでも、相談支援専門員という職業は障害のある方やご家族の人生をサポート出来る、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
もっともっと学んで、いろいろな方のお役に立てるように頑張ります!!
今後も、相談支援専門員についてできるだけわかりやすく、そしてその魅力も一緒にお伝えしていけたらと思っています。
お楽しみに〜!!