シンプル、スモール、スローに暮らすことについて(その1)
(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)
基本的に「自分はこれから残りの人生をどう暮らしていきたいのだろう」ということを考えながら日々過ごしているのだけれど、自分にとってのしっくりくるキーワードが3つ、見つかった。
それが、「シンプル、スモール、スロー」である。
いろんな本を読んだり、いろんな人の暮らし方や生き方を調べたりしていくうちに、ちょっとずつではあるけれど、自分の進む方向みたいなものがぼんやりではあるもののわかってきたように思うし、そこで浮かんできた言葉がさっきの3つの言葉、シンプルでスモールでスローな暮らしだった。
もしかしたら、誰かがこういった言葉たちを使った暮らし方を提唱されているかもしれないけれど、なんというか無意識のうちにこの言葉たちを選んでいたというか、ある時ふと「シンプル、スモール、スロー…これかも!」といった感じで思いついたものである。
まずシンプルというと、単純とか簡単とか、あるいは素朴みたいな意味になると思うけれど、これまでの経験から感じるのは、これからは持ち物もやることも、つまり暮らしそのものをシンプルにしていきたいということである。
いわゆるシンプルライフというと、人によって違うと思う。
都会でのシンプルライフもあるし、田舎でのシンプルライフもある。
僕はやっぱり田舎生まれ、田舎育ちなものだから、自然に囲まれたところが落ち着くし、そういう場所で静かに暮らしていきたい。
今はだいぶ自分の持ち物はシンプルになってきたけれど、思うところがあって、もうちょっとモノを手放そうかと考えて、またちょこちょこ手放しているところだ。
昔はモノがあればあるほど楽しくなると思っていたけれど、今はモノを手放すほどに楽しくなるように感じている。
といっても、部屋にモノが何にもない空間にするわけではなくて、今こうして文章を書いているパソコンは残るだろうし、テーブルと本も必要なので手放さない。
家族と共有しているわけではない、個人的に所有しているモノたちを全部ひとつの場所に集めて「さて、自分が必要としているモノはどれだろう?」と考える時間もまた楽しいものである。
今それをやっているところなのだけれど、「もしこれがなかったら自分はどうしても困るだろうか?」と考えていくと、僕の持ち物はほんのちょっとになりそうだ。けれど何だかワクワクしている。
そうやって目の前のモノだったり、あるいは自分に関する書類だとか契約だとかあれこれを整理して、シンプルにしていくのはなんとも爽快な気分になるし、自分が必要とすることは思っていたよりも少ないことにも気づく。
そうすると、なんというか自由を感じる。
これまで「これがないといけない」と思い込んでいたことたちからひとつひとつ解き放たれていく感じというか、モノは少ないのに楽しいは増えるというこれまでの自分の価値観からすると、何だか矛盾しているような、でも楽しい感覚である。
自分が普段から目にするモノたち、情報量が少ないと心も落ち着くし、目の前のことに気持ちを向けて取り組めるようになる。
モノがシンプルになってくると、やることも自然とシンプルになってくる。
そうすると自分が必要なこと、やりたいこともちょっとずつ見えてくるし、そして自分が向かいたい方向というか、生き方が見えてくるように感じる。
なので自分のモノや、今やっていることを改めて見直しているところなんだけれど、長くなったので次回に続きます。
ありがとうございます! いただいたサポートは、イラスト集やエッセイ集づくりなどの活動に使わせていただきます😊。