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【昇進は簡単でない】勤務年数が関係すると言われモヤモヤした出来事

こんにちは。社会福祉士のTAKAHIROです。

今回は昇進にまつわる僕のエピソードをお伝えします。

先日こんなツイートをしました。

事務長から昇進の打診を受けてたんだが、理事長が「1年の在職で昇進は早すぎる」と。その代わりに実績向上したと説明し給与は上がることになった。僕としては給与というより、昇進することで発言権を増し組織の変革に関わりたかったのが本音。時間がかかるということか。とりあえず今日は祝い酒かな。

このツイートからわかる通り、直属の上司である事務長からは一定の評価を得ていましたが、決裁する理事長の理解は得ることはできず、結果的に昇進は見送ることになりました。

このnoteでは、下記の疑問について省察していこうと思います。

・勤務年数が昇進の基準になるのか?
・昇進するために何が足りなかったのか?
・今後何をすべきか?

それでは考えていきます。


勤務年数が昇進の基準になるのか?

上記ツイートでも挙げている通り「1年の在職で昇進は早すぎる」と言われてしました。そこで僕は思いました。

「では、何年ならいいのか?」

そもそも昇進の基準を採用している法人はどの程度あるのでしょうか?僕が勤めている法人は明確な昇進基準はありません。全て直属の上司がなんとなく評価し、理事長に上申し、理事長の主観で決裁を得るというものです。

僕はこれを真っ向から否定はしていません。

法人のトップが全てトップダウンで決めていくよりは良いと思うからです。

しかし僕としては勤続年数で昇進の是非を問われると、なかなか厳しい理由だったなーと思い、数日モヤモヤしてしまいました。

僕は現在の法人で働き始めて丸1年となります。確かに1年でやっと組織の内部がわかるようになってきましたが、人やモノおよび今までの文化などの深部まで理解しているのか聞かれると、なかなか返答に窮してしまいます。

昇進するということはある一定の責任が生じるということ。

そのためには組織の内部をある程度理解し、突発的な問題にも対処できる能力が必要となります。その観点で捉えると、勤務年数が昇進に影響することはわかる気がします。

そこで新たな疑問が出てきます。

「そもそも課題に対して一人で対処しなければならないのか」

僕の答えは「NO」です。

組織でもフリーランスでも、一人で仕事はできません。どんな仕事でも相手は存在するわけで、それが同僚だったり上司だったり、はたまた取引先だったり、様々な人間関係が存在します。

課題が生じた際、このような人間関係をいかに活用するかが問われると僕は思います。これは社会福祉士として答えるなら人脈も立派な「社会資源の一つ」なのです。

この社会資源を活用し課題に対処する能力があれば、勤務年数が1年でも3年でもあまり関係がないように思いますが、皆さんいかがでしょうか?

しかし、実際は昇進は見送られました。これは僕に何かが足りなかったのだと考えています。それが何か?次の問いについて考えてみたいと思います。


昇進するために何が足りなかったのか?

僕は理事長から「勤務年数が足りない」と言われたことについて、一番の理由とは思っていません。

何かほかに理由があるのではないかと省察しています。

「結果が伴っていない」

これに尽きるのだと思っています。

とは言っても、全く結果が出ていないわけでもないのです。

僕は現在介護老人保健施設で入退所支援を主に行っています。毎月入所と退所のコントロールを行い、ベッドの空床が続けばホテルと一緒で収入が減るので、組織の一員としてベッドを埋めることも優先業務として挙げています。

結果は僕が入職し1年で毎月100万ほどの収入増となりました。これは退所を積極的にする施設には報酬区分を上げるという「強化型」の算定となったからです。強化型に報酬区分を上げるようマニュアル整備や他部署への周知、そして強化型が継続できるよう入退所の調整を厳密に行った成果とも言えます。

結果を出したという自負もありますが、直属の上司である事務長からも「タカヒロくんが入職したおかけで収入が上がった」と評価を得たので、昇進への自信も膨らんでいました。

それでも理事長から決裁されなかった理由は何か?
僕に何が足りないのか?

自問自答しました。

「一過性の結果を出したに過ぎないのではないか」

上記の通り、モヤモヤ考えた結果がこれです。

結果は一過性ではいけない。僕はそう考えます。良い結果は継続性と再現性が重要だと思っています。ギャンブルみたいに「たまたま当たった!」ということではビジネスとしては成立しません。

一過性の結果を根拠に昇進の上申をした事務長や施設長に対して「本当にそいつ(タカヒロ)を信じて大丈夫なのか?」と思ったのかもしれません。これはあくまで僕の憶測なので真実は理事長の頭の中のみです。

真実はわかりませんが、僕は「一過性の結果」ではなく、その結果が継続できるよう、今の業務や新たな企画などを前向きに取り組んでいきたいと思いました。

それでは「今後何をすべきか?」

考えてみました。


今後何をすべきか?

利益の追求は株式会社ではもちろんですが、僕が在籍している医療法人でも該当します。利益がなければ法人として解体しなければならなくなるからです。そうなると職員の解雇となり、結果僕たちの生活が脅かされてしまいます。

そうならないためにも一定の利益を確保する取り組みをしなければなりません。僕の場合は前述した通り、入退所に伴うベッドコントロールを厳格化し、空床を作らないことです。

1日1床空くと約1.3万円程度の減収となります。仮に5床を30日間空床になると、(5×13,000)×30=1,950,000円の減収なのです。

ベッドを空けておくということは、収入になるべき場所が無駄になっているということなので、法人としては勿体ない話ですよね。

僕は組織の一員として、できるだけ空床のベッドを作らない責任が生じているので、これにフォーカスとして仕事をしなければならないと考えています。

しかし僕は社会福祉士です。

社会福祉士の業務は対人援助です。決して利益の追求のために機能する国家資格ではありません。

一番大事なのは「利用者や家族そして地域から選ばれる施設」になることです。そのためには社会福祉士が利用者と家族の課題や強みをアセスメントし、その人らしく生活できるためには何が必要でどのような手立てを講じたら適切なのか、考えて実践することが求められます。

目先の利益を追求してしまうと、場合によっては利用者が「お金」に見えてしまいます。そのようなことは社会福祉士として決してしてはいけないことです。

「人に対する支援を展開しながらゆくゆく利益につながっていく」

これが僕が考える理想の収益ロジックです。そして、前述の「今後何をすべきか?」の問いに対しての結論になります。

利益を出すには土台づくりが必要不可欠です。この度、昇進が延期になったことで、僕はこの土台づくりの任務を任されたのだと勝手に思っています。

「人と地域に選ばれる施設」を目指して、またコツコツと業務に励んできます。

では今回はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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