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ひだまりでありたい

休職してから数週間、数ヶ月。ちょっと濁すけれども。
食欲が出てきて、家族が作ってくれたごはんを残さず食べられるようになった。
些細なことで一言二言でも会話を交わしたり、笑ったりすることができるようになった。
散歩して、木や花を見たり、野良猫や野うさぎを見かけて肩の力が抜けた。

忘れていた、この感覚。

平日で疲れてしまって、全然実家に帰ってきてなかったな。
家族を頼る、ということを忘れてしまっていたことに気づく。両親から愛されていたこと、愛されていることに気づく。

友だちに連絡してみた。
「たいへんだったね」と私を励ましてくれた。「久しぶり!会おうよ!いつ空いてる?」とすぐに返事をくれた。
疲れてしまって全然連絡を取っていなかった後ろめたさがあったけど、ここにも私のために時間を作ってくれる人がいることに気づく。

1度目の療養休暇明け、職場の人にこれ以上迷惑をかけたくなくて必死に走っていた。本音を言うと、体力が本当になかった。今思えば、アドレナリンとかそういう、ピンチを切り抜けるためのエナジーで動いていただけだと思う。
そして、その分、一番身近だった人を犠牲にしてしまったことにきづく。

両親、友だち、もうお別れしてしまったけどそばにいようとしてくれた人、ありがとう。

きっと今回の療養休暇は、神様から私へ「心を失って、周りにあるものに気付けなくなったらだめなんだよ」と伝えるための試練だと思う。

本やSNSで、「また会いたいと思う人はどんな人か考えてみて」という言葉を見かけた。
「心も体も温めてくれる、ずっと見守ってくれている、太陽みたいでありたい」と思った。
ギラギラじゃなくて、ぽかぽか。

まずは、自分で自分をぽかぽかにしていこう。

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