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自分が未熟だと気付いてから第一志望の内定を貰うまでの話

こんにちは。ta9tです。

LINEの2021年の新卒採用が本格的に始まったみたいですね。

「僕はまだスキルが足りないと思うんです」
「私はインターンなんてしてないし」
「自分は地方出身だからなかなかチャレンジも出来なくて」

みたいな「やりたいことはある」けど「自分には受からないんじゃないか」と考えている人、たくさんいると思います。

大丈夫です。

自分は就活を始める1年前、以下のようなただの未熟者でした。

・インターン未経験
・開発未経験
・生まれてから茨城県から出たことがない
・僕自身に魅力が無いためSkype面談中Twitterをされてしまう
・大学を経由してないからサークルや大学関連のコネクションもない

そこから第一志望であるLINE株式会社の内定を頂くことが出来ました。こんな未熟者だった自分が内定を頂くまでのお話をさせていただきます。

前提の話

まず、前提として自分の就活方法が正しかったとは思ってません。結果は出ましたが、正直正統派な就活では無いため、参考にならないかもしれません。ただ、自分が何が好きで、何が出来るのかが明確になり強くなったというのは間違えありません。ゆえに今後の人生に活きるなと思いました。

就活スケジュール

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就活スケジュールと言いながら14歳から書いてあるのでもはや年表ですね。でも、自分にとってはここまでの人生全てが就活でした。

あなたの長所はどこですか?とかあなたの役割って何ですか?とか聞かれると、テンプレで答える or 直近3年間くらいで考えちゃう人いると思うんですが、それは本当にあなたの純粋な長所やりたい役割なのかって思うんです。

少なくとも20年くらい生きている訳ですから、人に褒められた経験ややってて楽しかった立ち回りとかあると思うんです。文化祭でも、バイト先でも何でもいい。何で楽しかったのか、なぜ人に褒められたのか、もしくはどのような行動が人に影響を与えたのか、考えてみると違うかなと思います。

得意不得意を理解する

生まれてから22歳までの間はひたすら人と関わる経験をして、「自分はどういう立場だと価値を発揮できて、かつやりがいを感じられるのか。」というのをひたすら模索しました。

~15歳

小中学性時代、クラスでは賢い方で、家庭環境にも恵まれていた自分は自己中心的な性格のせいでクラスで浮いていました。意見はあるけど、争い事は嫌いだからと中途半端に発言し目立って、それが余計に性格の悪いところを引き立ててしまいました。ただ、作文や絵は好きで夏休みの課題では毎年何かしら受賞していました。

~18歳

そのまま中学まで卒業し、高専に入りました。率先して意見を言うことよりも何かを作る方が向いてるのではないかと思ったからです。ただ、いざ入ってみると、あまり成績は振るわずでした。毎日遊戯王に明け暮れて、留年ギリギリのまま4年生まで進級。小さい時から続けていた遊戯王、部活より長く続けられた理由は無数にあるカードの組み合わせから戦略を考えるのが楽しかったからです。

~20歳

なあなあで生きてきてしまった自分にも進路を決める時期が来ました。高専には卒業後の進路として大学編入、専攻科進学、就職の3つの選択肢があります。どちらにせよ4年生の成績というのは進路に大きく影響します。大学編入を少し考えた時期、母とつくばでご飯を食べていて「筑波大学なんかに入れたら万々歳だよね」みたいな話をしていたのを覚えています。

結果として、自分は+2年で学位が取れる高専専攻科への進学を決めました。成績はどうだったかというと、クラスでトップ10に入っていました。3年生までビリから数えた方が早かった自分が、トップ10に入り推薦を勝ち取ったんです。どうやって成績が伸びたのか、それは友達のおかげでした。部活を引退した友達たちとテスト期間、夜まで楽しく勉強してたんです。その結果、一緒に勉強してたやつらでトップ10独占みたいなことになりました。その時、仲間と一緒に何かをやって結果を出すって楽しいなって思いました。

~22歳

しかし、ここまでの経験って正直普通じゃないですか。遊戯王やって、友達と勉強してってだけなんで。ここから徐々に自分の価値というものが見え始めます。

21歳、高専の専攻科に入った自分は国際シンポジウムの運営委員会に入ります。高専機構、長岡 / 豊橋技科大、アジアの大学が主幹となって行う世界規模のシンポジウムです。200人弱の学生が、日本、インドネシア、マレーシア、香港、フィリピン、シンガポール、フィンランドから集まって国際学会をし、その後開催国の課題に対して技術的解決策を提示するというものです。

運営委員になって、2年目。自分は運営代表に選ばれました。自分より優秀な学生をまとめ、世界各国から集まる優秀な学生のファシリテーションを行う。ただ、自分はそのプレッシャーより、そのシンポジウムへのワクワク感の方が勝ちました。1年間運営を経験して、課題感やどうやったら参加者に満足してもらえるかというのをひたすら考え続けていたからです。そして、関わる組織や人数が多いこのシンポジウムを成功させました。その時、自分は考えることが得意で、それを元に行動のベースを立て、人々を導くことが好きなんだなと思いました。ここまで来て、やっと就活に使えそうな手札を得ることができました。

~23歳

筑波大学大学院に入学しました。そして、この頃から全国の高専生で集まってLT会を行う集団kosen10sにも顔を出し始めました。

新しい友達が猛スピードでたくさん出来たことと同時に、東京近郊って優秀なやつらばっかりじゃんって劣等感を感じました。技術に対する思いや実力では到底敵わないなと。しかし、彼らは技術に対して知識がない自分とも仲良くしてくれました。ある日、気になって聞いたんです。技術の話が出来ない僕と話してて楽しい?って。まじメンヘラみたいですよね笑

そしたら、「話面白いし、ちゃんと技術の話でも聞いてくれるじゃん。」って言ってくれました。この辺で、自分はエンジニアとして働くより、技術がある人たちの実力を最大限にして良いプロダクトに導くことの方が向いてるし価値を出せるのではないかと思い始めました。

自分の好きなことを理解する

~24歳(初インターン)

ちょうどM1が終わったタイミングの春休み、初めてのインターンシップに挑戦してみたいと思いました。

きっかけは同期と自分のスキルの引き算をしたことでした。自分は衝撃を受けました。優秀だと思ってた人たちでも落ちる人は落ちる。となると、自分はもっと就活で苦戦する。まだまだ未熟者だと

やりたいポジションが決まっていた自分はコロプラのプランナーインターンシップに参加します。正直ビクビクでした。僕なんて、足手まといにしかならないだろと思ってました。

結果、自分は考えるスピード、物にするスピードでは世間で戦えるということが判明しました。それはすごく自信に繋がりました。しかし、やはりプロダクトに対する思いや知識がないと魅力的かつ現実的なプランニングは出来ないなとも感じました。では、無意識にインプットを行ってることって何だろうって考えました。それは音楽でした。新しい音楽を探すことに全く抵抗がなく、毎日7時間音楽を聴く生活をしていました。そしてそのお陰で生活が豊かになっているという感覚もありました。音楽業界であれば、好きなことを仕事に出来るし、溜めてきた知識を活かせる、そして人々の生活をもっと豊かに出来るかもしれないと思いました。

必要なスキルを習得

~25歳

なりたいポジション:企画職 / PM / ディレクター
入りたい業界   :音楽業界

ここまで決まった自分のモチベーションは非常に高くなっていました。あとはなるために必要なスキルを得るだけだ!行動あるのみ!って。

スキル集めるのって新しいこと始めなきゃいけないんで、しんどいんですよ。勉強は好きじゃないし。なので決められること決めて、🔥モチベーションを最大化🔥してからスキル集めすると楽ですよ。

自分はこのタイミングで休学というカードを切ります。なぜならどうしても音楽業界でPMになりたかったから。そしてまだまだ自分にはスキルが足りなかったから。

そしてその1年間で以下のことをしました。

・エンジニア留学(4月 ~ 6月)
・yenta使って企業回り(7月 ~ 8月)
・LINE サマーインターン(8月)
・セブ島でマーケティングインターン探し(9月)
・セブ島 / 京都でインターン(10月 ~ 2月)
 - マーケティング / PdM / フィリピン人エンジニア採用人事 / 開発 など

セブ島ではインターン選考に落ちて、その後必死に凸しまくったり、気になった企業の人と話してて「君は音楽をやったほうが良い。能力は十分だけどうちに来ても幸せになれない」と言われたり波乱万丈でした。

ただ、結果として第一志望であったLINEから内定を頂くことができ、今はLINEチケットで内定者アルバイトもさせてもらってます。本当に幸せです

この就活が正しいとは言わない

ただ、最初にも書きましたが自分の就活が正しいとは言いません。だって、ES添削とか面接対策もしてないし、SPIなんて一回も解いたこと無いですから。絶対これらをやることに越したことはないし、やらないと「やりたいことを語るチャンス」すら貰えないから。

ただ、就活ってやったら偉いとか数こなせば受かるとかじゃない訳で。となると、対策とか準備するのもしんどいじゃないですか。自分もしんどい!やりたくない!って思ったから、先にモチベーションを最大化したんです。そしてその後の対策が留学だったりインターンだったりしただけです。それぞれの企業で必要とされているものは違います。それを得るモチベーションを最大化する、これが大事かなと思います。

かと言ってただ、「やりたい」を強めるだけでなく、

・なぜやりたいのか
・やる価値はあるのか
・自分はどのような価値を提供出来るのか

を明確にしてください。この3つが揃ってれば取らない企業は無いでしょう。先輩社員の方の記事にもあったのですが、決して受ける企業の全てが正しいと思うようなファンである必要はありません。なんならきちんとサービスの課題を見つけることが出来ていて、解決アプローチを見つけている人の方がファンより欲しいと思います。

何か自分に出来ることがあれば、相談してください。熱意を持ってる人と一緒に働きたいです。

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