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人生はどうなるかわからない

学生のころまで、私は結婚できないし子供もいらないと思っていた。
幸運にも人並みに恋愛はしてきたが、
祖父からは幼少期に「お前は不細工だから教師になれ」と言われ、
※おい、クソジジイ、教師に失礼だろ。
母からは「あんたは不細工っていうほどではないけどちんちくりんだし、美人じゃないし、裕福な家の子でもないから、将来一人で生きていけるように国公立に行って良い会社に入りなさい。」と言われて育ってきたので、そもそも人生の伴侶に選ばれるほど自分は優れた人間ではないと思っていたし、後世に残すほどの遺伝子でもないと思っていた。

なので私は国公立には入れなかったが、教えどおり就活で足切りに遭わない程度の大学に入学し、潰れにくいであろう大手の子会社に事務系正社員として入社した。
本心では労働は悪だと思っているので大学卒業とともに高収入旦那をゲット☆して主婦ニートになりたかったが。(まだ諦めてないが。)
一応死ぬまである程度お金に困らないほどには自立して生きられるようになったし、このまま一人で生きると思っていた。

それがどうだ、今私は結婚してなんと子供まで産んでしまった。

どこで何を間違ったんだ。

人生はわからない。

アラサー女の人生は様々だ。
私のようになんとなく生きていたら所謂テンプレ人生を歩んでいた者もいるし、普通の人生を歩めればいいと思っていたのに、ひょんなことから変わった人生を歩む人もいる。キャリアウーマンとして世界へ羽ばたいていく人もいれば、なかなか仕事がうまくいかずくすぶっている人もいる。理想の自分を追い続けることはできるが、同時に20代の若さも失われつつ、そろそろ疲れても来る頃だ。

アラサー女の人生はややこしい。
様々なライフステージ、様々な経済状況、様々な価値観…
どんどんと且つての友と話が合わなくなってくる。
共通の「わかる!」が圧倒的に減ってくる。

もう少し年月が経てば、”体の不調”という共通話題ができてくるかな。
それも悲しいが。

何が言いたいのかというと、私は今後の人生をどうしようかと思い悩んでいるのだ。でも、こうやって振り返ってみると、思い悩んだところで思っていたとおりにはならないらしい。

なら、まあいいか。

いつかマツコ・デラックスが言っていた。
「流れのままに身を任せていたから、自分じゃ選ばなかったところに来れた」というようなことを。
私はまさに10代の時に選ばなかったような人生を歩み、抱くことのなかったであろう子供を抱いているのだから。


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