6.事前にすべきこと②メンター活動のルールをメンターに周知する
いよいよメンター活動が始まる時、メンターとメンティは、ふと、「これって、どうなんだろう?」と疑問にぶつかることがあります。
「あれ、月に1回面談をする、って言われたけど、どこで?」
「数に限りのある会議室を、面談のために使っていいの?」
「組織内に場所がない場合、外のカフェで面談をしてもいいの?」
「その場合のコーヒー代って、組織に請求していいの?」
「急遽、緊急度の高い仕事が舞い込んだ場合、面談をリスケしても大丈夫?」
「どうしても難しい場合は、オンラインでの面談でも許される?」
こういった疑問が沸いた時に困らないように、人事・メンター制度事務局は事前にある程度のグランドルールを敷いておくことが望ましい、と私は考えます。
グランドルールの案を、いくつか紹介しましょう。
【ルール①】 面談の場所としてふさわしいのは、優先順に、(1)会議室、(2)組織内のオープンスペースや食堂、(3)外のカフェやレストラン、とする
【ルール②】外のカフェ・レストランを利用した場合は、打合せ費として1人500円まで立替経費で請求してもよい(原則メンターが立て替える)
【ルール③】面談は原則1時間とするが、話の内容に応じて延長・短縮は可能。ただし、30分以内に切り上げることは避ける
【ルール④】面談の日時をリスケする場合は、メンター・メンティの間で予定を調整する。なお原則、予定日の前後5営業日以内でリスケし、実施する
【ルール⑤】面談は対面でもオンライン(オンライン会議システムを使用し、モニタ・カメラ・スピーカー越しに実施)でも可能。電話でも可能だが、互いに顔の表情が見える状態が望ましいので、対面かオンラインでの実施に努める
グランドルールは具体的に、メンター・メンティが面談を開始する前に、不安な点や不明なことがないようにしておくことが大切です。
つづいての記事はこちら↓
動画での解説はこちら↓