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5.事前にすべきこと①メンター制度および制度導入の背景を説明する

そもそもメンター制度とは何なのか、メンター制度を導入した背景にはどのようなものがあるのかを、全社員に周知することが大切だと私は考えます。

この「全社員」には新入社員が含まれていても構いません。「組織が自分たち、新入社員のことを考えてくれているんだ」と感じてもらうこともできるでしょう。

中には「おや、うちの組織、新人が早期退職しようと思っているのかな」と思う新入社員がいるかもしれないけれども、世の中のほとんどの組織がそれを案じているのだから、今更、それを隠す必要も特段ないような気がします。

メンター制度について、目的を添えて、社内にアナウンスしましょう。

何よりも、「うちって、メンター制度やっているの?」「えー、知らない」という従業員を生まないことが大切。

メンターに選ばれた先輩社員が「それじゃ、面談に行ってきます」と言った後、上司や関係者が「おう。行ってらっしゃい」「よろしくな」「新人によろしく伝えて」くらい返せる職場を目指したいものです。

間違っても、制度への理解不足による「本業を疎かにするな」といった発言がないことを願います(そういった発言は、メンターを傷つけるし、やる気を削いでしまいます。そしてそれは、必ず、メンティに伝わり、結果的に組織への不信感や不平不満を生む結果となります…)。

メンターは組織の新人・若手の育成や成長を支援する立場。組織全体で、メンター制度について正しい理解を持ち、メンターへの適切な支援・サポートを実現することが大切です。

メンターの上司は、是非、メンターをサポートして差し上げてください。


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