紹介される社労士になるには? 新米経営者にも伝えたい融資と営業の相関関係【2023年7月】
こんにちは、リベルテ社会保険労務士事務所の渡邉です。
以前、「【2023年4月】新米社労士が営業活動で大事にすべきこと。人脈、専門性、そして....」という記事を書きました。
ここでは、社労士になったばかりの頃、どんな営業活動をしてきたのかを紹介しています。
今回はそこから派生し、人から紹介される社労士になるにはどうすればいいのか?をまとめます。
記憶に残る人になる
以前、こちらの記事でも書きましたが、営業トークを磨くより大切だと私が思っているのは「覚えてもらうこと」です。
めずらしい名字、特徴的なヘアスタイル、ユニークなキャリア、専門性などなど、なにか心に残るところがある人はたった一度会っただけでも忘れられにくいものです。そんな人は、社労士を探しているときにきっと思い出してもらえるでしょう。
反対に、とくに悪いところはないけれど記憶に残るものもない人というのはなかなか紹介されにくいものです。
ぜひ、あなたといえば「〇〇の人!」とイメージされるような特徴を見つけてみてはいかがでしょう?
ちなみに私の場合は「企業経験のある社労士」「元公務員の社労士」などと記憶されていることが多いです。
キーパーソンを見つける
私には日ごろからよく仕事を紹介してくれる人が3人います。そのうちの一人は税理士、そのほかの2人は事業コンサルタントです。
社労士に仕事を紹介してくれるのは士業のつながりだけ、と思いがちですが、意外とそんなことはありません。
ではなぜ彼らが私に仕事を紹介してくれるのか? それは仕事の価値観が合うかどうか、だと思います。
仕事の価値観とは、わかりやすくいうと仕事に対する姿勢です。とくにレスポンスの速さや、コミュニケーション力は重宝されています。
色々な業界の方と会って話をしてわかったのは、社労士に限らず士業に対しての期待値がめちゃくちゃ低いこと。どうも「ふつうの社会人とは違う感性の人たち」と思われているふしがあります。
そのため、社会人として「ふつう」の基本的なマナーや礼儀、レスポンスのスピード、話の受け答えができるだけでも、実は重宝されることが多々あります。
紹介に振り回されない
こちらから営業をしなくても仕事の紹介をしてもらえるのは大変ありがたい状況ですが、そうなるまでには種まきの時間が必要です。
私は4月から営業をはじめましたが、結果が出てきたのは夏頃です。
具体的な仕事の数で考えると、まずは1年で顧客先10件を目指すと良いのではないでしょうか?1カ月に1件ペースと考えると無理のない数字です。
仕事の紹介とは、蓋を開けてみるまでどんな相手なのか、予算感などわかりません。
そのため話がまとまらないことも多々あります。
私は仕事を紹介された場合、まずは相手の方と会ってみます。金額や条件が合わないこともありますが、別の機会に違う仕事を紹介してくれるキーパーソンになる可能性もあるので、一期一会の出会いは大切に考えています。
人から仕事を紹介されたかどうか、それが結果に繋がったかどうか、あまり神経質にならずに心に余裕をもってかまえている方がよいでしょう。
融資と営業の相関関係について
心の余裕はすなわちお金の余裕でもあります。
独立したばかりの社労士は、しゃにむに自分のお金だけでなんとかしようとしがちです。借金なんてしてはいけない、と思ってしまう人が多いのです。
私自身の経験からいえば、受けられる融資は受けるべきですし、補助金や助成金もどんどん申請した方がいいと思います。
実際、開業したての頃は雑費やチラシ作り、事務所の家賃、WEBサイト制作などあれこれとにかくお金がかかります。
そんなときに「貯金がもうあとわずか」という状況は余裕をなくします。
そして、心の余裕がなくなると、割の悪い仕事でもなんでも受けてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
ぜひ、心の余裕と質の高い仕事を掴むためにも、資金調達について真剣にかんがえてみてください。
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