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アウトプットが恐い原因とアウトプットすることのメリットについて

Slack、ChatWork、Teams、などなど。
チャットツールの中で発言する機会は自然と増えたけど、
自ら何かを伝えようとする発信の頻度は増えてますか?
メンションにただ反応するだけの日々になってないでしょうか。
社内も事業部のメンバーも増えてきて、
もっともっと活性化してほしいと思ったところから
発信する側の良いことを書いておきます。

以前、チャットのDMが多いとよくない件については書いて社内にも共有していったところかなり改善されたので、もっと色んな発信が増えて
多様性あふれる組織になれたら嬉しいと思っています。

あるある課題

チャットツールが連絡ツール化してしまい、
メンションしか反応しない。
@here @channelが連発し、スタンプだけ押す日々。
発信する側も連絡事項ばっかで楽しくない・・・。

テレワーク中心になり、雑談も減ったせいか、
何にアンテナが立っている人で、何が得意で、
何に詳しいのかわからなくなってきた。
=没個性。

飲みニケーションも減ったので、
仕事以外の話をほとんどしなくなってしまった。

所属する組織の近いところとしか話さなくなってきている。
同じチーム、ユニット、同年代などなど。

話が飛びすぎるかもしれないが、
この流れから、
わかりやすい似たもの同士の集まりばかりになってしまい、
多様性がなくなってしまうことが怖い。

多様性については、「多様性の科学」という本が非常に良い本だったので、
下記でまとめています。

多様性の科学4

そもそも、発信することは怖いことなのか?
を心理的安全性の側面から見てみる。

職場環境での4つの対人リスク〜心理的安全性〜

「無知」・・・自分以外はその情報は知っていて当然だという気がしてしまう。
結果として、質問する(発信する)ことをためらってしまう。

「無能」・・・やってみたことが期待通りの成果をあげなかったことを認めると、
仕事を確実にこなすだけの技術や能力がないことのサインを出してしまう。
と感じてしまい、発言(報告)を控えてしまう。

「ネガティブ」・・・他の人の仕事を指摘することで、ネガティブな人、融通の聞かない人と思われてしまうかもしれないという不安から他人へ指摘する発言を控えてしまう。

「邪魔」・・・他の人の邪魔や時間を奪ってしまうと感じ、質問や意見、支援を求めるのをやめてしまう。私なんかのために・・・。など。

あり得そうなのは、
「無知」と「邪魔」かな。「無能」もちょっと気にする人いそう。
「ネガティブ」は反応する側な感じがするので、今回は除外。

「無知」は、特に入社年次、成績、実績、年齢、役職。
なんかが関係してきそう。
年も経験も上の人が積極的に発信したり、いろんなレベル感に合わせつつ発信することで徐々に雰囲気は変えていけそう。

「無能」も、こんな程度の内容で発信していいのかなぁ。
とかでビビってしまい結局発信しない。ってなりそう。
ここは仕組みでカバーかなぁ。マウントとってくる人はそもそもいない前提だけど知識が足りなくてもむしろ心良くフォローしてくれたり、学び直しの良い機会になるのでむしろ注力したい。
体験が重要なので、少しづつ発信してもらい、温かく迎え入れられる経験が必要。

発信しようと思っても、ちょっとでもこれらが頭をよぎると発信しなくなってしまうんだろうなと思う。
怒りのような強い感情でさえ、6秒すればおさまると言われるくらいなので、
一瞬の躊躇があるだけで、まぁ、言わなくてもいいか。ってなっているのだと思う。

発信側のメリットについて

今回は、Slackを盛り上げるというよりも
発信する人を増やしたい!が目的なので、発信することのメリットはここから。

- 自分レッテルを貼る
- 自分が興味を持っている話題を共有することで、仲間を見つけられる。
- 誰かの困った!を解決してあげることができる

特に3点目の誰かの困った!や誰かの知りたい!と思っていたことに貢献できるかもしれない。
と思うと、共有するときの恐さが少しだけ和らぐのではないかな。
(個人的には一番これが発信する際の後押しをしてくれています。)

発信することのメリット①
自分レッテルを貼れる。(〜さんって〜のひと)

個人的にはすごく重要だと思っていて、
会社という村の住人である以上は、尖りがあること、特徴があることはすごく重要。
昇進とかプロジェクトメンバーに抜擢とかにも大きく関わってくるのではないかと思うくらい重要。

社内のどういう話題によく登場して、
誰かの困ったに相談を受ける人になれているかどうか確認してみるとよい。

そこまでいかなくても、〜について詳しい、〜の人ですよね!
って言われることをせめて意識しておきたい。

発信することでこのレッテルが貼れる。
そもそも発信している人が少ないので、そこに情報が集まってきて
さらに詳しくなってまた定着する。
という流れ。

発信することのメリット②
セルフチェック(自分の目線が正しいか。)

これはちょっと特殊な考え方かもしれないけど、一応。
発信している人なのか、内容なのかはわからないが、
反応率が違うような気がしている。
以前書いた誰が言っているのか?という点にも関連しそう。

ということで、
セルフチェックの意味合いも込めて、
自分の発信がどれくらい届くのか。
自分が興味を持っているテーマにどれくらい反応があるのか?
自分の書き方で反応は得られるのか?
を色々と試してみるのも面白いです。

これくらい割り切って発信することを捉えてみても良いのかなぁって個人的には思います。

まとめ

テレワーク環境でチャットツールが連絡ツールとなってしまっている気がする。
多様性のある組織になるために発信する人を増やしていきたいが、
ちょっとした心のブレーキも働いている気がする。
社内で自分レッテルを貼っていったり、発信すること自体をドライに考え直してみたりして、発信することのメリットを考え直してみてほしい。

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