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指摘することだけではない!成長につながる「フィードバック」に重要な3つの観点

フィードバックと聞くとどんなイメージ?
どちらかというと、ネガティブな響きに聞こえなくもない。
何か嫌なことを言われるのでは?とつい身構えてしまいがちになる。
フィードバックには主に3つの役割があるので
それぞれを知った上で日頃から準備して活用することが必要。
 ・指摘、方向修正
 ・成長促進
 ・自己認知と他己認知を自覚する。

指摘、方向修正

ネガティブな雰囲気を感じてしまう一番の理由はこれじゃないだろうか。
自分の行動に対して、指摘を受ける。
指摘を職場で受けることとして職場関係での対人リスクに影響すると思う。
職場環境での対人リスク(=心理的安全性)は、
(無知、無能、ネガティブ、邪魔)の4要素。
自分が無知や無能であると感じてしまうのは誰でも嫌なもの。
伝えている側にその気持ちがなくても、
本人がそのように感じてしまうケースがよくある。

指摘、方向修正が必要になるのは、
・会社やチーム文化、仕事の仕方について誤った認識をして行動をした時。
・社会人として必要と思われる内容。
・そのまま進めると失敗 or 間違っている場合。
などがこのケースになる。
新卒が入社してくる時期や、中途入社など、今での習慣と違った環境で作業をする際に必要になることが多い。

成長促進

成長を目的にしたフィードバック
目標設計時や評価などのタイミングが場面としてよく思い浮かぶ。
日常的に活用できるともっと効果的。
順番としては、
・相手がまだ持っていない知識やスキルを教える(情報伝達≒ティーチング)
・気づきを促す(相手の行動の振り返りをさせる)
・感情ケア(自己効力感、自尊心を高める)
の順番。
主な伝え方としては、
「◯◯の行動は、〜のように見えるけど、どう思う?」
という感じ。

このやり方は、思いつきでいきなり実行するのは難しく、
伝える側はそのための事前準備を日常からする必要がある。

主には下記の流れ

自己認知と他己認知を自覚するためのフィードバック。

こちらも成長促進のフィードバックと近い。
自己認知は往々にして高く見積もられることが多く、
他者からの評価と異なっていることがかなりの割合で発生している。
最も能力のない人が、自分の能力に最も自信を持っている場合も多い。
自分に原因があると思うのは一番最後で、周囲の環境など外的要因が問題であると考えがちなため、このようなズレが発生する。

そのため、自分ができると思っていることほど、
本当にできているかの確認のため、周囲のフィードバックをもらいにいく。
他の人と比較し、自分が本当にできているのかどうかを確認する機会が必要。

今回参考にさせていただいた本


まとめ

フィードバックには、「指摘」「成長」「自己認知の自覚」の3つの観点がある。
それぞれを使い分けることによって、方向修正することも、成長を促進することも可能。
成長促進のためのフィードバックには、日々日々の行動に対して細かく確認し、
どのような場面で、どのような行動をして、どんな影響があったのかを伝えてあげることが納得度合いも高く、次の行動につながる良いフィードバックになる。

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