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戦争を起こさないテクノロジーの発明

先日伊豆で行われた「天城未来デザイン会議」というイベントに呼んでいただき「2035年の暮らし方がどうなっているか?どうなって欲しいか?」と言うテーマで1泊2日で議論をした。行く前に『今自分は何を未来に望むのだろう?』と考えていた時にニュースで”麻生氏が台湾情勢を巡り「戦争が起きる可能性が十分に考えられる」との見解を示した”と聞いた。
今日本人がこんなに戦争が身近になってしまった時はない。
そして考えてみれば人間がこれまで発明してきたテクノロジーは常に戦争と共に進化してきた。火薬、銃、ミサイル、弾道計算さまざまなテクノロジーは戦争を契機に生まれその後転用された。テクノロジーと戦争は非常に密接な関係にあると言っていいだろう。
ではそろそろ人間は戦争を起こさないテクノロジーを発明してもいいのではないか?と思ったのだ。
これだけテクノロジーが進化して世界中と繋がり金融工学という名の科学によって人間の能力を超えたお金儲けの方法が生み出されているらしい。そのテクノロジーを使って富める者は益々富み、その恩恵を受けない貧しき者は益々貧しくなっている世界が広がっているように思う。
お金持ちになるテクノロジーが生み出せるのなら戦争をしないテクノロジーも生み出せるのではないか?
戦争が始まってしまったらそれを収拾するのは間違いなく難しい。大切なことはそれが始まらないようにすることだ?一つで圧倒的な効果を生むテクノロジーはひょっとすると無理かもしれない。でも世界中のあらゆるジャンルの科学者が力をその方向に集中させたらいくつかの効果的なテクノロジーが生み出されるのではないか?
いや多分世界中がそのことを考えていることが大事なのだ。「戦争を起こしたくない。そのために何ができるか?」を諦めずに考え続け実験をして実践し続けることで戦争は人類から少しずつ遠くなっていくはずだ。
間違いなく今世界中で「戦争を起こしたい」という人より「戦争は起こって欲しくない」人の方が圧倒的に多いはずだ。それなのに歴史的に見るといつの間にか「戦争止むを得ず」となって戦争は始まってきた。そうなっては遅い。今の時代をつくってきた僕らジジイ世代が次の世代の若者や子供に戦争を残すことなど許されていいはずはない。
その議論の中でこんな意見も言った。もし万万が一この国で戦争が起きたら兵士として行くべきは最新テクノロジーで作られたパワースーツを着た年寄りだろう。

戦争とは政治の結果であって科学やテクノロジーではないと言われるかもしれないが今AIが芸術や政治の世界で使われようとしているではないか?
人間の限りなき叡智の結集で人類の最大の歴史的汚点である”戦争”を起こさないテクノロジーを発明することを全人類の課題として持ち続け探求すべきだと思ったのだがそれはナンセンスなことなのだろうか?
無理そうなことこそ絶対に諦めずに考え続けること。
お前はいい歳してクソガキか?と言われるかも知れないが声に出していたら誰かどこかの超天才に届くかも知れないじゃないか?
届いて欲しい!そんなテクノロジーを生み出せる天才に!

(あ、そういえば2019年に作った『NO BORDER』は微力だけどそっち方向だ!)


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