見出し画像

日常でもつかう

1初めに

 誰の身においても、急なケガを負ってしまうような事故は起こり得るものです。
サウナ施設でも、入浴中に意識を失ったり、滑って転んでケガをするという事態は発生します。
サウナ入浴中や入浴前後における、突発的な事故に機敏に対応するだけの応急手当の知識と技術を身につけておくことは生活にも役に立つことになります。

2応急手当ての心構え

①気持ちを落ち着かせる。動転しないことが大切
②良く観察して、処置のポイントを冷静に判断し決定します。
③傷病者のに意識があれば、持病および最近よくおこす既往病を尋ねかねます。医師の手当ての参考になるからです
④事故現場から患者を運び出す際に、他の人の協力を要請します。
⑤吐物、尿や便を捨てないで、石にわたします。

3応急手当ての注意点

①傷病がさらに悪化するのを防ぎます。
②生命に関わるような重症の場合は、全ての事に優先して傷病者の生命維持をはかります。
③原則的には、あやふやな知識による医薬品の使用は禁物です。
④専門でない者が医学的な判断を下すのも禁物です。あくまで医師に引き継ぐまでの、応急手当の範囲にとどめておきます。
⑤医師の診察前に、素人判断で生死の判定をしてはいけません。

4観察と対処の仕方

①まず一目でわかるような『多量の出血の有無』『意識の有無(昏倒して倒れているかなど)』を確認
②呼吸をしているかどうかを確認する。
 →呼吸の速さとリズムを見て、息づかいも注意深く観察する。
③脈はあるか確認する。
 →相手の手首を、人差し指と中指の先で軽くおさえます。脈がない場合心臓停止しているということなので、できるだけ早くに心臓マッサージを行う必要があります。
④意識障害はあるか確認する。
 →傷病者の耳元で呼びかけたり、肩を軽く叩いたりして意識の有無を確認します。
・意識がある場合→詳しい観察→医師の診察を受けさせる
・意識がない場合→協力者を求める→119番通報とAEDの依頼→呼吸を見る→救急隊に引き継ぐ。


まずはこれまでの流れだけでも覚えとくと日常でも機敏に動くことができますので、覚えておくと良いでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?