見出し画像

hello my son

私には今年で7歳になる息子がいる。

主人と一緒にお寿司を食べに出かけた帰りに具合が悪くなって、もしかして…と調べたらお腹に小さな命が宿っていることがわかった。

お腹に息子がいる期間、
大変なこともあったけれど特別な日々だった。

毎日お腹に話しかけて、毎日お腹を撫でる。
とんとんすると、たまに返事をする。
みるみる大きくなるお腹。
私の中に小さな命があるという不思議。

まだ性別もわからなかったある夜、夢を見た。
見知らぬ小さな男の子と、デートをする夢。

小学生くらいの小さな男の子のことが夢の中の私は大好きでたまらなくて、
「これは恋なのか?こんなに幼い男の子に?」
そんなことを考えていると、男の子が
「また後で会おうね」
と言ったところで目が覚めた。

その日の検診で、お腹の中の赤ちゃんが男の子だとわかった。

もしかして、夢の中で一足先に会いに来てくれたのではないかとそんなことを思った。

月日はあっという間に過ぎて、
赤ちゃんだった息子も立派にランドセルを背負って毎日小学校へ通っている。

今でもこんなに私を必要としてくれていて、こんなに私を大好きでいてくれる存在は他にない。

両手から砂がこぼれ落ちるように、
みるみる月日は流れていくだろうから、
できるだけ毎日抱きしめて、
できるだけ毎日ありがとうと大好きを伝えるようにしている。

その思い出が、いつかの息子にとって、
心のお守りになってくれたらいいなと祈りながら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?