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曰比谷ザ・ブロッサム宿泊/あるいは高いところが好きな紙一重


令和の時代も早いもので4年目に突入。新時代の幕開けと共に訪れたウィズコロナな生活。
慣れると言うことは決してないだろうが、それでも今の我々にとってはこれが日常といえるくらいには時間が経った。

コロナ禍において重要なことはなんと言っても手洗いうがい、そして三密の回避である。
それらを完璧にこなしつつ、お手軽に非日常感を味わうことの出来る気分転換、それがご近所ホテル泊である。


というわけでホテル予約サイト一休さまにて激烈にお得なプランを発見してしまったため平日にもかかわらず宿泊してきたのは『曰比谷ザ・ブラッサム』
曰比谷をその名に冠してはいるが所在地の住所は港区は新橋となる。新橋駅日比谷口から徒歩五分の好立地にあり、オフィス街のなかに現れるその姿はラグジュアリー的なアトモスフィアがムンムンに溢れ出ている。

ここ数年のお正月の定番番組の某格付けで盆栽のコーナーに出てきそうな立派な樹木のオブジェがお迎えしてくれる玄関。
自動ドアをくぐるとフロント行きのエレベーターがある。体感でしかないけど、ある程度以上のお値段のホテルだと入り口のエレベーターから迎えるのはフロントで、そこから各客室行きのエレベーターに乗り換えるという構造のモノが多い気がする。

フロントは17階、東京タワーを眺めることの出来る抜群の眺望とシックで気品に溢れるインテリアが気分を高揚させる。高まった気分はさながら「経費だから!」と言いつつ高級なお宿にドンドコと宿泊するYouTuberのようだ。

ホテルというのはただの寝る場所ではない、旅行という非日常感を増幅させるための役割もある。このフロントはその役割を十二分に発揮していた。
そもそも都心の高層階というのはそれだけで非日常。紙一重の差とはいえバカに属する筆者は当然高いところを好むためホテル泊する際は高層階を常に希望してきた。そして高層階に望むもの、それは圧倒的な眺望である。

今回宿泊したのはデラックスダブルルーム。お一人様宿泊には十分すぎるほどの広さをもっており、部屋からの眺めも筆舌に尽くし難いので残念ながら文章に現すことが難しい。

自室からこんな眺めが得られるなんてもうこれは世界の一部を手に入れたと思ってもしかたない。いや実際手に入れていたのかもしれない。つかの間の世界征服期間はあえなく一泊で終わってしまいチェックアウトの時間が近づいてきた。後ろ髪を引かれる思いのなか、さらに自ら髪の毛を引っ張られるべく、朝食会場に向かう。
ホテルの朝食メニューにはお馴染みの焼き魚等を筆頭に天ぷらやチキン南蛮等を朝からがっつりと頂く。これぞ至福。


というわけでとりとめのない週末ホテル泊のレポートであった。


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