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根暗だった僕がディズニーランドでプロポーズするまでの軌跡

こちらを書いてから数日後にディズニーランドに行ってきた。

行ったことのない僕でも知っている有名なものや空いているものから順に回っていった。

ビッグサンダーマウンテンは並ぶところの内装がびっくりドンキーみたいだった。
もしかしたらびっくりドンキーの居抜き工事でビッグサンダーマウンテンができたのかもしれないなとふざけたことを考えた。

トイストーリーの悪の帝王ザークを銃で打って倒すやつは彼女に5倍くらいの点差を付けられて負けた。

敷地内の水上をカヌーで探検するやつでは自分がパドルを着水させるときに前に座ってたかたに少し水がはねたりしていた様で、目の前で陰口を言われてるのを延々と聞く時間があった。(申し訳なくて後半はカヌーにパドルを持っているだけの人として楽しんだ)

(ただ楽しかったことだけを書くのは違うかなと思って書いてるだけです。めっちゃ満喫しました。)

前編ではあまり楽しみじゃない感じで書いてるのがウソみたいに楽しみました。はしゃいで、絶叫して、チュロスを食べて、キャストやミッキーに手を振った。

まず、自分の事をわかってなかったと思う。
自分の事を客観視した時に中学生~20代前半の頃のイメージが強すぎて自分がディズニーで楽しめるわけがないと思っていたが、思ってる以上にあの頃より性格が変化していた事に自分が驚いた。

中学生の頃友達が出来なくて休み時間の過ごし方が分からず、教科書読んだりしていたらガリ勉と思われるのが嫌で生徒手帳をずっと開いて休み時間をやり過ごしたこと。
修学旅行でも友達がおらず虚無の2泊3日を過ごしたこと。

高校生の頃同じクラスで同じ卓球部だった友達と教室で盛り上がって少し声が大きくなってしまった時、「今日は大きい声で話してんな、調子ええやん。」と野球部の身長180くらいあるクラスのリーダーみたいな方に威圧されたこと。
修学旅行で台湾に行ったとき、台湾の山々や烏來滝(ウーライタキ)を一望できるというトロッコ列車(全車両2席ずつ)に乗る時隣で一緒に座ってくれる友達がおらず全ての車両が埋まり、現地の運転手さんの隣しか無くなり、知らない寡黙台湾人おじさん運転手さんと景色を一望したこと。

20代前半、バイト先でバイトリーダーになり、自分の予定を削って欠員を埋めたり(今思えば休んでおけばよかっただけなんだが)、バイトの高校生の歓迎会やパートさん含んだ飲み会を開いたりと頑張ってた勤続5年目の時に金庫のお金が5万無くなったことがあり、本部からえらいさんが来て犯人と決めつけられたこと。
芸歴3年目くらいの頃ライブのコーナー終盤MCの方が「もう時間ないので最後一組やりたいことあるやつ誰かいるか!」と言い、僕だけが手を挙げていてMCの人と目も合ったが「それでは1位の発表に行きましょうか」と言われたこと。(多分僕が暗すぎてやばいことする奴と思われたのだろう)

こんな出来事による刷り込みで自分は暗い人間だ、暗い人間だ、と思い込んでいたのかもしれない。(暗い人間である根っこの部分は変わってないと思うのだけれど)

でもまさか自分に彼女が出来て一緒にディズニーに行き、ミッキーの耳のカチューシャを付けて写真をバンバン撮ったり、アトラクションに乗っている人達に手を振ったり、パレードを見るためにいい場所に移動したり、シンデレラ城の前で指輪を渡してプロポーズしたり、「よろしくお願いします。」って泣いて言ってもらえたり、その後シンデレラ城をバックに写真を撮って上がる花火を見る人生になるとは。

これが夢の国なんだなと。

僕が勝手に今まで暗い人間と思い込んで明るい人がするようなことをしてこなかった。
やってみれば見えたかもしれない明るい景色を自ら遮断して気付かずに悪夢の国に住んでいたんじゃないかと思った。

純粋に楽しめる人間にしてくれた彼女に感謝です。
あとウォルト・ディズニーもありがとう。

頂いたサポートでバイトの昼休憩で食べる丸亀製麵のかけうどんにいっぱいトッピングをしたいと思います!