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幸せの形「序章」へ 前話「第三章004」へ 面会時間が終わるまで二ノ宮は病室に残ってい…
幸せの形「序章」へ 前話「第三章003」へ 病室で一日を過ごすのは憂鬱だ。 大部屋なら…
幸せの形「序章」へ 前話「第三章002」へ 翌朝、私は当初の約束通り入院した。 文化…
幸せの形「序章」へ 前話「第三章001」へ こんな寂れた高校の文化祭が盛り上がるのだ…
幸せの形「序章」へ 前話「第二章006」へ こんな寂れた高校の文化祭が盛り上がるのだろ…
幸せの形「序章」へ 前話「第二章005」へ ――あれは。 病院のベッドで私が眠ってい…
金曜日の夜、友人と二人でファミレスへ通うのが恒例になっていた。 席に案内されると友人こと天宮千秋はダッフルコートを脱いで椅子の背にかけた。露骨に胸を強調した服装があらわになる。ちなみに下は黒のキュロットだった。長い黒髪と妖艶な唇が小悪魔的な魅力を醸し出している。 毎度お馴染みの注文を済ませて、僕は恒例行事のようにドリンクバーへ向かう。二人分の烏龍茶を持って席へ戻る。すると千秋は一人の店員を見つめながら口を開いた。 「平原さん、また痩せたわね」 「あれは痩せたんじゃ
幸せの形「序章」へ 前話「第二章004」へ 放課後。 病院へ向かおうとする私を涼子が…
幸せの形「序章」へ 前話「第二章003」へ 私は二ノ宮に会うのが億劫になっていた。前…
幸せの形「序章」へ 前話「第二章002」へ 「高見先生はどんな女性が好みなんですか?」 …
幸せの形「序章」へ 前話「第二章001」へ 二年の夏休みもあっという間に終わって二学期…
幸せの形「序章」へ 前話「第一章005」へ 人の成長速度は一定じゃない。ハイハイから二…
幸せの形「序章」へ 前話「第一章004」へ 時が経つのは早いもので、私は週二回の通院と月…
幸せの形「序章」へ 前話「第一章003」へ 「ラブレターなんてどうかな?」 放課後の教室。 私は生まれて初めて恋愛相談というものを体験していた。相談者は栗原さん。彼女の好きなお相手はご存知の通り二ノ宮だ。さてと、最初に告白しておかなければなりません。彼女はすでに重大なミスを二つも犯しています。一つは色恋沙汰に鈍感そうな二ノ宮を好きになったこと。もう一つは相談相手に私を選んだことです。 私なんて恋愛が始まると同時に対象者が死亡するんですよ? 告白するなんて夢の