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2024年7月に最も読まれた記事ベスト10

今月もお疲れ様でした。
ワシは実はニートで1ヶ月を過ごしていました。
そのおかげで記事を毎日更新することができ、充実した執筆活動ができた一方、再就職のほうは一向に進まず、お腹を痛めながら記事を書いていた次第です。

さて、今月から始まります、今月読まれた記事ベスト10。
津島結武の書いた記事で、その月で最も読まれたベスト10を紹介しながら振り返る企画です。
スキ数は度外視して、ビュー数だけを見て紹介していきたいと思います。


第10位 性と死の芸術論

まずは、こちらの「性と死の芸術論」ですね。
こちらは、X(前Twitter)で話題になっていた、醤油皿に関連して書いた記事ですね。
あるユーザーが作成した醤油皿が、女性の身体の前部分を切り開いて解剖したような形状をしていたために炎上したというエピソードが元になっています。
それに対して、才能のない人は死と性を創作に用いるという指摘をしていて、そりゃそうだよねというか、なぜ死と性が芸術に頻繁に用いられるのかを綴った記事ですね。

まあ、死と性とは、人間の生のなかで必ず通る過程なので、そりゃ芸術のモチーフとして用いられますわということを書いていた気がします。
生きていれば必ず死ぬし、生まれてくるのは両親がセックスするから、その抽象概念を精緻化するというのは当然のことのように生じうることでしょうね。

そもそも、性と死を用いること自体は誰でもできます
ただ、それをどれだけ精緻化して体現するかという点で真価を発揮するというのが、芸術のなかでの競争であり、自己成長だと思うんですね。
例の醤油皿は、制作者もある程度の解剖学的知識があったようで、しっかり芸術の形として落とし込んでいたようです。
で、それに対して、人を不快にするものは芸術とは言わないって言っている人がいましてね、それに対しては断固としてそんなことはないと言いたいですね。
それを言ったら、アリ・アスターの映画は酷いですよ。あれは人を不快にすることによって完成された映画です。
芸術の特徴の一つとして言えるのは、人が目をそらしたいものをどれだけ詳しく調べ、形にするかがあると思うんですよね。
そういう意味では研究も同じで、目をそらしたいものであるからこそ、調べ上げる意義があると思うんですよね。
そうしないと、物事の全体像は捉えきれない
たとえば、生物の最小単位は細胞ですが、そういう微細なものを研究しなければ、薬物の作用機序や生物の生きる過程を観察することができないじゃないですか。
それと同じで、醤油皿は些細で一見意味のないようなガラクタではあると思うんです。しかし、そういったものから抽象的に見えてくるものとかもあると思うんですね。
まあ、ワシは芸術に関してはあまり知っているわけではないので、ふわっとしたことしか言えないんですがね。

第9位 積読は罪ではない

第9位が「積読は罪ではない」ですね。
これもXの話題から引っ張ってきた記事です。

元になったのは、積読していると年間1万円以上の損失が出ているよという記事で、それに対する反応としては、「積読は悪くない」という意見や、「6冊で積読だと……!」という、世間で認識されている積読の量の少なさに驚嘆しているものもありましたね。
反対に、積読は本に対する冒涜だし、もったいないという意見もありました。
ワシの記事は、タイトルの通り積読を肯定するものですね。
ただ、これはもう正当化です。積読はしないほうがいい
理想的なのは、本屋で面白そうだなと思った本を1冊だけ買って、一気に読み切って、面白かったらキープ、面白くなかったらブックオフに売ることだと思います。
まあ、ワシは家にデータベースを作りたいので溜め込んでいるんですがね。

第8位 知的障害の男性は性加害防止のために去勢すればいいのか?

この記事はChatGPTを用いて適当に書いた記事なので、ランクインするのは意外でしたね。それだけ注目を浴びている話題だったっていうことなのでしょうか。

これを書いたのは、明石書店が以下の本の発売を宣伝したのがきっかけでしたね。

これに対して、自称フェミニストたちが好き勝手なこと言っていたんですよね。
なんで加害者としての知的障害男性に関する本が出て、被害者としての女性の本が出ないんだっていうポストなどもありました。
いや、被害者女性の本はあるし、なんで知的障害男性の性欲に関する本が出ちゃダメなんだよという。
それにこれ専門書であって、研究のまとめのような本なんですよ。
知的障害男性の性加害を肯定するような本じゃないって。
そういうことがわからないのが、そういう好き勝手言う人たちなんですね。
Xは有象無象ですよ。

第7位 2024年4月~6月に出版されたセックスに関する書籍の目録

この記事は目録なので、特に言うことはないです。
記事のなかでも言っているんですが、『愛・セックス・結婚の哲学』が気になっているんですが、高くて手が出ていないんですよね。

第6位 首絞めセックス

これはかなり力を入れて書いた記事なので、ぜひ読んでほしいです。
特に書いたきっかけとかはなくて、単に気になったので調べて書いてみたという記事です。
なぜ首絞めセックスというSM行為は能動者も受動者も好んでしまうのか、その法医学的な問題、それに関する心理的なエピソードなどをまとめました。
ぜひ、知的好奇心の充足のために読んでみてください。

第5位 アホみたいに読書が捗って脳汁が出まくる方法(速読術じゃないよ!)

これは読む価値ないです。
完全なジョーク記事で、釣るために書きました。
そしたらやっぱりまんまと釣られて読む人が多発しましたね。
やっぱりこういう方法論系の記事がみんな好きなんですよねぇ。

第4位 極端なフェミニズム運動の構造分析:社会学的視点と記号論的アプローチ

この記事もChatGPTを用いて適当に書いた記事なんですが、発想が良かったのか、なかなか示唆に富んだ良い記事になりました。
結論的には、男女の二項対立で考えるから良くないんだよーってことを言っています。
構造主義という考え方自体が非常に面白い領域なので、ぜひこれを通して、ついてに構造主義に関する本を読んでほしいですね。

以下で紹介している本は、著者に関しては、学問的には割とよく学んでいるが、思想が終わっているって感じの人なんですが、本としては好評なので、読んでみるといいのかなぁと思っています。

第3位 チー牛の心理学的問題

こういうシンプルなタイトルが結構人を引きつけるみたいで、結構読まれましたね。
なんでチー牛というネットスラングが生まれたのかという考察をしています。
最近はチー牛って言葉を見かけなくなっていると思うのですが、そのうちまた同じような意味合いの言葉が出てくると思っています。
そうしたときに、あなた自身がどう振る舞うべきか、この記事を通して考えてほしいなと思います。

第2位 BeRealの裏側: SNSの新星は本当に「リアル」なのか?

皆さんはBeRealというアプリを知っていますでしょうか?
一日のうちに、いつだかわからないタイミングで通知が届き、数分以内にその場の写真を撮ってアップしなければならないというアプリです。
これがなかなかの曲者で、ものすごく人を操作する戦略を用いているんですよ。
なんと、時間内にアップしないと他の人の投稿が見れないんですね。
最近問題になっているFOMOというものがあるんですが、これは流行についていかなければならないという半ば強迫的な観念です。
そういった病的な心理状況を作り出しているのがBeRealというわけです。
この記事では、BeRealの問題点を論文を通して紹介しています

第1位 ひたすら性を道具として用いる者たち:映画〈先生の白い嘘〉を観た感想

記念すべき第1位は、映画〈先生の白い嘘〉を観た感想です。
主演の奈緒さんが、インティマシー・コーディネーターを要求したにもかかわらず、監督が却下したということで炎上しましたね。
そういう背景もあって、この映画の売り上げに貢献するのは躊躇したのですが、性について独自研究しているワシにとっては、観ないといけないよなと思い、観た感想を書きました。

映画としては良い出来だったと思います。
ちょっとラストは腑に落ちない展開でしたが、しっかりと考えさせられる物語でした。

記事はネタバレを含みますので、気になっている方は、映画を鑑賞してから、こちらの記事を読んでいただければと思います。

まとめ

さて、興味の湧いた記事はあるでしょうか?
こうして全体を見てみると、やはりビューには話題性が物を言うことがよくわかりますね。
ワシとしては、話題から距離を置いたニッチな記事を書きたいのですが、それはあまり読まれないというのがつらいところです。

ワシは、性(主にカジュアルセックス)に関する論文の紹介をしているので、ぜひ、以下のマガジンを購読していいただけると幸いです。

また、最近新シリーズを始めました。
詭弁ノート」です。ひたすら詭弁を書き連ねるノートを公開していますので、ぜひ、批判的な記事を読みたい方は読んでみてください。

それでは、来月もまた元気に過ごしましょう。
ワシも、無事収入源を確保できればいいんですが。

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