仕方ないけど悪い塾

どうも。実は塾でバイトしていたこともあるこーぞーです。
中高生時代,私は塾って好きじゃなくて,だってお金払わなきゃいけないし(まずそこ),遠くまで行かなきゃいけないし,学校の宿題あるのにさらに宿題出されるんだからたまったもんじゃないです。そんなん家で勉強してた方がいいじゃん,と思っていました。
大学生になっても塾でのバイトは考えなくて,家庭教師をしていました。

さて,学校とか教育産業において,教育や指導というのは,その生徒の自立を促すものでなくてはならないと私は考えています。先生と呼ばれる人は,いつまでも寄り添って指導できるわけではありません。学校は卒業があります。だから,指導する生徒には,自分でやっていける力をつけてあげるというのがねらいとしてあるべきです。

この投稿では,これとは逆の,生徒の自立を促さない悪い塾について書きます。

だって塾はお金稼がなきゃいけないから…

生徒の自立を促さないというのは,極端に言い換えれば「依存させる」ということになります。塾に,教師に依存させ,それがないと生徒が勉強できないようにします。
ただし,こんな塾があったとしても,ちょっと仕方ない,やむを得ない面があると思います。何故なら,塾などの教育産業はそこで収入を得ているからです。生徒がもう塾いりませんって言って辞めてったらお金入ってこなくなりますからね。利益を大きくするのと,生徒を自立させるというのは矛盾します。お金とらなきゃ塾も運営できません。
学校は違います。税金で運営できますから。だから,学校と塾って基本的に相容れないものだと思いますね。

その他こんな塾は悪い塾だ

・生徒が消化しきれない教材を買わせる(カツアゲみたいなもんだし,生徒見てないんでしょう)
・学習がワークの答えの記憶(暗記)だと生徒に思わせる(あったら潰れろ)
・間違った入試情報を伝える(マジでやめてくれ学校の先生方の苦労が増えるから)
・生徒も見ずにテストの点を20点上げます!とか言う〇塾(テスト80点をとった生徒は全員通ってみたらどうでしょう。きっと100点になる指導をしてくれますよ!)

そして,時として誤った価値観が生徒とか家庭に伝わるんですよ…それで金とってるんですから,

…いやまあ,しょうがないですね。お金とらなきゃ塾も運営できませんから(2回目)。

しかし,私は家庭教師もしばらくやってたんで,保護者の話を聞くこともありましたけど,そういう悪い塾に惑わされず,学習に対するしっかりとした価値観をお持ちのご家庭もありました。素晴らしい。保護者も塾を見抜きます。

私がバイトしてた塾は悪い要素少なかったんですが,とある先生が生徒に対して,
「〇〇中の数学のテストは,ワークをどれだけやってきたかが大事だから,そのまま問題覚えろ」と言いました。
スポットで指導に行った教室なのにちょっと大声出しそうになりましたね(笑)
その生徒は,テストでどんな問題が出るのか,を気にするでしょう。次回のテストでもその先生に聞くでしょう。「どんな問題が出ますか?」と。そしてその先生に依存します。自分の数学の力を伸ばすことを考えないでしょう。
また,公立の学校の先生は異動します。さらに私のようなのらりくらりと作問するような出題者もいます。傾向と対策など愚策です。テストの出題予想じゃなく,生徒の(例えば)数学の力とか,自ら学ぶ力を伸ばすことを考えるのが教育者だと思いますよ。
「解説読んでみ?そこの数式が何してるかわかる?あとは一人でできる?」私の家庭教師の指導は結構こんな感じです。指導の期間が長くなると,声掛けが減っていきます。指導の頻度とか時間が減ったこともあります。教師の説明は少ない方がいいです。わからないところ以外は生徒自身でできるようにならなきゃ。塾なんて,別に行かなくてもいいんだから。
塾も卒業を目指しましょう。

けど塾の先生は教育者とは違うのかな…塾の先生はどのように自負しておいでですか?

おわり。

頂いたサポートは、多分知識を得るために使われると思います。