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四歳パパ、「協力」を勘違いする ↓↓
おかしい。
トミカコーナーを四歳息子が素通りしていく。
声をかけるも不自然に首を傾けて見ようとしない。
振り返ってママを見ると、意味ありげにうなづいた。
――約束したの。買い物に来ていつも買うのはナシって。我慢した分、貯めておっきなおもちゃを買おうねって。
確かに最近、新車のお披露目がなかった。
そういうことだったんだ。
――頑張ってるからパパも協力よろしくね。
家に帰って聞いてみる。何か欲しいものあるの?
「仮面ライダードライブのベルト。これで買うんだよ」
財布を見せてくれた。
今回のと合わせ、千円ちょっと貯まっている。
一回300円。4~5回我慢した寸法か。
老婆心にその商品がいくらするかを検索する。
1万2千円……40回の我慢!
健気に思えて「何かの足しに」と追加援助しようとしたら、
「駄目っ、我慢した時だけもらえるんだよ」
ハッとなり、自分の行為を恥ずかしく思った。
空高しちょっぴり増えし貯金箱
(そらたかしちょっぴりふえしちょきんばこ)
季語(三秋):天高し、秋高し、空高し
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