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ポップコーンは買わない派です。vol.65

太陽の塔

太陽の塔を見に行きたい今すぐにでも。人生にエンハンスかけてくるわ。

予告編

あらすじ

1970年に開催された大阪万博のシンボルとして芸術家の岡本太郎が制作し、万博終了後も大阪のシンボルとして愛され続け、2018年3月には48年ぶりに内部の一般常時公開も始まった巨大モニュメント「太陽の塔」のドキュメンタリー。日本中が高度経済成長に沸く中で、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げて開催された大阪万博。岡本太郎は、異彩を放つ約70メートルの塔にどんな思いを込め、何と戦い作り上げたのか。当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人びとの証言、さまざまな分野の専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューなどによって、岡本太郎からの、そして太陽の塔からのメッセージを検証していく。

民俗学がキーワードになっている自分にとってはどストライクな作品でした

太陽の塔とはなんなのかということを8つのトピックに分けて丁寧に紐解いていくストーリー。

太陽の塔という存在はもちろん知っていたし、岡本太郎の存在も知っていた、ただ、その存在の意味、経緯、生い立ちは知らない部分が多かったので興味津々ですよ。

2日のレンタル期間で3回観ました。

表現をするときに様々な要素を詰め込んで、尚且つ無駄は極限まで省かれている。それが太陽の塔であり、岡本太郎という人間の表現であると感じた。

劇中で岡本太郎は

「画家として生きることはただお絵かきする存在ではない。画家は普遍的な存在であって普遍的な存在であるということは世の中の全てを知らなくてはいけない」

と言っていて、全ての人に当てはまる内容であるし、インプットとアウトプットを繰り返すことはアーティストだけがすることではないことを教えてくれたように感じます。

農家だったら、農業のことだけを取り入れてアウトプットするのはあまりにもナンセンスだということ。その他の要素を取り入れて、ミックスすることの方が楽しいということ。それは農業に遠ければ遠いほど。そんな気がします。

世の中がテクノロジーで溢れ、圧倒される中で自分はそれを受信するだけでは不味いような気がしていて、本質を見失いそのうち崩壊を招くはず。だから私たちの先人に、歴史に学ぶことの方がよっぽど賢明であるということ。

だから民俗学、生物学を詰めることは本質を詰めることにもつながる。

万博であの太陽の塔を作り上げたことも非常に興味深い

あれは日本そのものを表しているとともに大きなアンチテーゼになっている。

高度経済成長のときに作られたもので、自分たちのやっていることに疑いを持っている人間は少なかったはずだ。そんな中あの太陽の塔は象徴的であったのにも関わらず、誰も気にしていなかったのだろうか。

しかし幸いなことに万博の建物の多くは崩されてしまったものの太陽の塔は残された。作中では異様な雰囲気で壊せなかったと言っていたが。残した人は素晴らしいことをしてくれた。と思いました。

あの塔が表していることは今も古くなく訴え続けている。それは本質を突き続けているからだ。

自分もそんなものを作りたいを強く思う。

音楽がいい例で、バンドが解散しても、メンバーが亡くなったとしても名曲、名盤は残り続けるし、心にも火を灯し続ける。

その要素はなんなんだろうなあ。時代を超えて心に形に残り続ける物を作るには。。

そんなことを考えながら懸命にやっていこうと思うよ。

眠気がすごいのですごい文章になってるかも。

語尾もめちゃくちゃだわ。

あざした。

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